味な話の素 No.218 2021年06月号[7849-7951] Since 2003/04/29 

HOME先月号Back Numbersqa

[自由からの逃走](2)[103] 2021/06/30 Wed 7951 昨日[99]の続き
 
わたしは「自由からの逃走」をいつ読んだかはっきりしない。おそらく大学に入ってそれほど時間が経っていなかったのではないか。まずは、「[自由]から[逃げる]」というタイトルが刺激的だった。そもそも、[自由は]求めるもの、獲得するものであり、そのために人類は長い年月をかけて戦ってきた。そして、いまでも戦っている。それなのに、「自由から[逃げる]」というのである。
 その一方で、わたしには、[何となくわかる」ような気もした。いろいろな機会に「どうぞご自由に」と言われると、「どうしていいかわからない」体験をすることが少なくなかったからである。
[リマスター](4) 相互依存のパラドックス [102] 2021/06/30 Wed 7950 昨日[98]の続き
 
縄文の後でも、みんなに「互いがなくてはならない存在であること」が目に見えていたでしょう。そんな時代には、他人に対する感謝のこころや思いやる気持が強かったに違いありません。
 そして、今日では、お互いの依存度が何テラ億倍(?)にもなったはずなのに、それを感じなくなってしまってはいないか。ときおりそんな反省をしています。依存が小さいときは気づいていたのに、天文学的に大きくなると鈍感になってしまう。これって、「相互依存のパラドックス(逆説)」としか言いようがないですよね。
[2個]選ぶと? [101] 2021/06/30 Wed 7949 昨日[97]の続き
 
さて、[標準正規分布]するデータが記されたチップが入った箱から、チップを[2個」取り出して、その平均値を求める。これを、またぞろ[無限に繰り返す]と[2つの平均値]のデータが蓄積される。それを図にすればどうなるだろう。もとの分布は[平均値]を頂点にして左右に拡がっているから、[平均値に近いデータのチップ]を取り出す可能性が圧倒的に高い。そうなると、[2つの平均値]も[もとの平均値]と近いものが圧倒的に多くなるだろう。
[リスクマネジメント]というものは… [100]  2021/06/29 Tue 7948 
 
空港で陽性者が出た場合、そこで留め置くことが適切な水際対策である。ところが、その数が多くなると、個別の空港で対応できる余裕がないという。そこに必要な人も施設もないのである。それが事実なら、「事前にそうしたリスクを想定し、適切な対応をしてこなかった」と言ったほうが正確だろう。
 あの話題の[マスク]は、当初400億円といった数字が踊っていた。その後、200億円台との情報もあったが、実際にはいくらかかったのよくわからない。仮に[低額の200億円台]だったとしても、それで受け入れ空港の臨時施設の設置も、短期的ながら人材に対する研修もできただろう。もちろん、そのスタートは、昨年オリンピックが1年先に延期されたときであるべきだ。それが[リスクマネジメント]というものである。
[自由からの逃走](1) [99] 2021/06/29 Tue 7947 
 
「心理学者が必要な完全性を犠牲にしても、現代の危機を理解する上に役立つようなことがらをすぐさま提供しなければならないと考えるのである」。
 これはエーリッヒ・フロム(Erich Fronn)【自由からの逃走 “Escape from Freedom”1941 (日高六郎訳 東京創元社)】の序文にある一文である。
 フロムは[近代人の性格構造、心理的要因と社会的要因の交互作用に関する広範な研究]を企図していた。しかし、全体主義が支配する状況の中で強い危機感に押されて「完全性を犠牲にして」「自由からの逃走」を書き上げたと言う。
[リマスター](3) 相互依存のパラドックス [98] 2021/06/29 Tue 7946 6月20日[66]の続き
 
わたしたちは、朝起きた瞬間から、ほんの数秒間の行為でも、複数の他人から恩恵を受けています。それを一々挙げていけば、書くスペースがどれだけあっても足りません。とにもかくにも、わたしたちの命は外国の人々を含めて、他人なしには1秒も維持できないのです。
 それにも拘わらず、「自分たちは1人でちゃんと生きている」「他人に助けてもらってなどいない」…。わたしたちはとんでもない勘違いをしていると思わざるを得ません。
元の木阿弥? [97] 2021/06/29 Tue 7945 昨日[93]の続き
 
標準正規分布をするデータが記載されたチップを箱から取り出して数値を記録し続ける。それをグラフにしていくとどうなるか。とにかく[無限]に繰り返すのだから終わりはないが、回数とともに、[平均値]を真ん中にした左右に拡がるグラフができあがる。それはもとのグラフと同じものになる。
 なにせ、[すべての値]がもとの分布の確率にしたがって選ばれるのだから当然である。もちろん、選択は[偶然]でなければならない。これを[無作為抽出:ランダムサンプリング〈random sampling〉]と言う。
[回顧録](11) [96] 2021/06/28 Mon 7944 6月25日[84]の続き
 
現職大統領との関係について、無名の研修生モニカ・ルウィンスキーの名前は、あっという間に世界中に拡がった。1998年のことである。
 本人が[TED]の講演でそのことを語っている。今から考えると、それは[ネットワーク]で個人の顔を含めた情報が拡散した最初の例だったと言えるだろう。そうした状況に置かれた者としての発言は重い。そして今日、[SNS]による誹謗中傷、いじめが深刻な問題になっている。
神々と人間たち(4) [95] 2021/06/28 Mon 7943 昨日[92]の続き
 
歴史の中で、どのくらいの数の神が生まれたのだろう。また、気づかないうちに、[未来永劫]に亘って姿が見えなくなった神もいるに違いない。おそらくほとんどの神が人間を創ったことになっていると推測するが、実際はその逆である。それに、[神 god(英) Dieu(仏) Gott(独) dios(西) dio(伊)神(中) 신 (韓)]はみんな違っているにちがいない。
結果に対する想像力 [94] 2021/06/28 Mon 7942 昨日[78]の続き
 
そもそも[ステークホルダー]からの圧力があったのかどうかはうやむやになるだろう。おそらく[圧力などなかった][圧力などかけていない]が公式見解でおしまいである。やれやれ、おいおい、そうなると、だれも何もしていないにもかかわらず、あの人が勝手に[ステークホルダー]なんてことばを使ってしまったことになるのか。それじゃあ、あの人こそいい面の皮である。ともあれ、自分の発言が与える結果に対する想像力は職務の遂行に欠かせない。
[思考実験]の醍醐味 [93] 2021/06/28 Mon 7941 昨日[90]の続き
 
いま、目の前に[標準正規分布]する[データ]が記入された[チップ]の箱がある。もちろん[思考実験]だから、「無限にあるデータのチップが箱に入るのか」といった野暮な質問はなしである。
 そこで箱の中に手を突っ込んで、チップを[1枚]取り出して、[データ]を記録する。その際にチップをしっかり混ぜ合わせる、あるいはかき混ぜる。それからゆっくり、でなくてもいいが、とにかくチップを元の箱に戻す。この手続きを[無限]に繰り返す。もちろん、それはどんなに気長な人でも[無限の寿命]を持たないとできない。そこは、それ[思考実験]ならではのことである。
神々と人間たち(3) [92] 2021/06/27 Sun 7940 6月22日[74]の続き
 
大昔から、[神々と人間たち]の相性はよかった。おそらく、ほとんどの民族が[神々]をもっているのではないか。そもそも人間は、あらゆる現象に[原因]を求めたがる。そうでないと落ち着かない。ただし、それがわからないものについては、[神様たち]を登場させて[説明]し、あるいは[納得]する。
 これに対して、科学は[原因]を[神々]意外に求める。もちろん、[因果関係]が不明のもの、つまり「いまのところわからないこと」は無数にある。あるいは、[あり続ける]だろう。
だれのことば? [91] 2021/06/27 Sun 7939 昨日[88]の続き
 
発言に[ステークホルダー]を挿入したのは、あの人の個人的見解だったのか。それとも[想定問答]の[回答]にあったのか。前者であれば、[自分の発言が与える影響力に対する感受性がない]と言われても仕方がない。あるいは、だれかが[真面目に考えて]準備していたのだろうか。とすれば、その人は、この手の仕事にまったく向いていない。それとも、あの人を貶めようと[意図的に入れた]のだろうか。そうだとすれば、[意図的に準備された]あのことばを、そのまま言ってしまう程度の人だと言われても仕方がない。
標準偏差の範囲に… [90] 2021/06/27 Sun 7938 昨日[85]の続き
 
[標準正規分布]については、[平均値:0]を中心に、[標準偏差]を単位にした範囲に含まれる[割合:%]がわかるようになっている。このことは、本コラムで大昔(?)に記した。たとえば、真ん中の[0]から[右]に[標準偏差1単位]までの面積は[全体の34.13%]である。この分布は左右対称だから、これと[左側の1単位]を合わせれば、[68.26%]になる。つまりは、[標準偏差±1]の間に[ほぼ70%]が含まれるのである。
[ワクチン物語](7) [89] 2021/06/26 Sat 7937 6月23日[78]の続き
 
ニュースによれば、すでに「高齢者の半数が、少なくとも1回のワクチン接種が終わった」とのこと。そうなんだあ、わが家はめでたく[後半組]に入る幸運にめぐまれたというわけだ。
 「コロナの[ワクチン接種券]が届いた。さてさて、これからどうなるか。認知症の人たちに接種の意思を確認するにはどうしたらいいかが問題になっているらしい。やれやれ、それって今から考える問題じゃないよね、まさに泥縄…」。これは、4月26日にわたしが書いた日記の冒頭である。熊本市も[スタートダッシュ]だけは順調に見えたのですがね…。
わかり易すぎ [88] 2021/06/26 Sat 7936 
 
影響力を持つ者は、自分の影響力を認識してこそ、影響力のある者として仕事ができる。自分の発言が引き起こす結果を想像する力が欠かせない。あの会場でアルコールを販売することに関して、[ステークホルダー]なる用語を使用したあの方には「やれやれ」とため息が出た。この記事を見た瞬間に、その[ステークホルダー]は大批判を受けるだろうと思った。いや、だれもがそう確信したに違いない。そして、そのとおりになった。なんともわかり易すぎる。
ポンプ物語(7) [87] 2021/06/26 Sat 7935 昨日[85]の続き
 
ポンプは、井戸水がほしい人間が自分でハンドルを上下に動かす必要がある。何もしないで水が昇ってくるわけがない。
 このごろの若い人たちは会議で発言しない。こうした恨み節を絶やさない管理職が少なくない。それでは、自分たちが若いころは発言しまくっていたのだろうか。そんな人もいるだろうが、そうでもなかったと思う人もいるだろう。いまでも、発言しまくる若者もいれば、そうでない者もいる。そうした[発言しまくり]がいると、「ろくに経験もしていないのに、言いたい放題だ」と眉間にしわを寄せることはないか。
標準正規分布 [86] 2021/06/26 Sat 7934 昨日[83]の続き
 
ここで、頭の中で考える[思考実験]を試みよう。あの富士山のような中央が高くて左右に裾野が拡がる形をした[分布]があるとイメージしよう。その中央が[平均値]で左右の広がり具合は[標準偏差]で決まる。世の中の事象は大きく見れば[正規分布]するものが多いとされる。もちろん、わたしに[その保証]はできないが、統計学ではそう書いてある。こうした無限にある[正規分布]の中で、[平均値:0 標準偏差:1]のものを[標準正規分布]と呼ぶ。
ポンプ物語(6) [85] 2021/06/25   Fri 7933 昨日[82]の続き
 
とんでもない不祥事が明るみに出たとき、組織の責任者が「自分は聴いていない」ではすまされない。組織を揺るがす[情報]が届いていないとすれば、それだけでリーダーシップに問題があったのである。そもそも経済的報酬だけでなく地位に伴う心理的な報酬も、組織の中でトップなのだ。たとえ[聴いていない]ことが事実であったとしても、その責任を問われるのは当然なのである。そして、[わがポンプ]が機能しなかった原因を究明することが欠かせない。
[回顧録](10) [84] 2021/06/25   Fri 7932 6月22日[75]の続き
 
クリントン氏自身が[屈辱と恥]と呼ぶ研修生モニカ・ルウィンスキーさんとの関係は[弾劾裁判]の審議にまで及んでいく。かくして一研修生だった彼女の名前は[大統領の回顧録]の中に永遠に記録されることになった。
 それどころか、彼女は一瞬にして世界で知られるのである。このときの経緯とその心情については、彼女自身が[TED]で語っている。[TED:Technology Entertainment Design]はさまざまな分野の人たちの講演を動画で提供しているが、彼女の登壇は2015年で、講演は22分間に亘っている。
https://www.ted.com/talks/monica_lewinsky_the_price_of_shame
確率で考える [83] 2021/06/25   Fri 7931 昨日[80]の続き
 
このところ、[標本]と[母集団]の話から相当程度に逸れたので、もとに戻ろう。わずか一人あるいは1件のケースから全体を推し測るのは危うい。そうかと言って、[全数]を調べた上で対策を練るでは、時間も経費も半端でなくなる。しかし、「それならあきらめるか」といかないことが多い。そこで、[ある程度の数]で[全体]を知ることを考えたくなる。そのために[確率]が登場する。すでに[降水確率]について触れたが、「これが真実である確率が30%」といった方式を採用するわけだ。
ポンプ物語(5) [82] 2021/06/24 Thu 7930 6月20日[67]の続き
 
ポンプが水を「汲み上げる」ように思えるが、じつは「水が昇っている」と考えるべきなのである。組織でもみんなが「言えるものなら言いたい力」が働いている。その力を活用すれば、さまざまな情報が「昇ってくる」のである。そこで、[上のポンプ]は[圧力]をなくさなければならない。もちろんこの世で[真空]はできないが、上に行けばいくほど、「それに近づける努力]をすることがポイントになる。
ある日記 [81] 2021/06/24 Thu 7929 
 
「1942年12月7日月曜日 ハヌカー祭とシント・ニコラスデーが1日だけズレてやってきた。わたしたちは大騒ぎはできなかったけれど、小さな贈り物を交換し、蝋燭に火を点けた。ただ、蝋燭が手に入りにくいので、それも10分だけにした。それでもわたしたちが歌うのには十分だった…」。わたしの目頭が熱くなった。この日、アムステルダムの隠れ家でアンネ・フランクが日記に書いた。 “The DIARY of a YOUNG GIRL The definitive edition”P.76 (Bantam Doubleday Dell Publishing Group 1995)
[一期一会]の一般化? [80] 2021/06/24 Thu 7928 
 
過去の[一期一会]体験の累積によって得た情報から[目前のケース]に対する対応を決める。これは[生きていく]ための方策であり、なくてはならない能力なのだ。しかし、それが[裏目]にでることも、また人間にとって宿命である。たとえば「ある特定の人物の態度や行動」を見ただけで、[あの人たちと同じだ]と推測し反応する。さらに、それが推測から確信に変化する。それが「あの国、組織、団体のものたちは」と拡大していく。
町長の書類送検 [79] 2021/06/23 Wed 7927 
 
九州のある町の町長が[建造物侵入][不正アクセス禁止法違反]の疑いで書類送検された。もともとは同町の職員だったが町長選に出馬するために退職した。選挙で見事に(?)当選したのだが、その間に教育委員会分室でPCを使用したという。使用目的などは明らかにされていないらしいが、被害届を出したのが町だという。「一体全体どないなってんのや」と不謹慎にも笑ってしまった。表に出ないいろんなことがあるんだろうなあ。
[ワクチン物語](6) [78] 2021/06/23 Wed 7926 6月21日[71]の続き
 
一昨日は興奮して[臨時版」まで追加したが、本日はレギュラーである(4)の続きである。まだ、1回目も未体験ながら、「めでたく[1回目]終了後に、インタビューされたら…」という[もしも]物語だ。
 「今日は1回目ですから安心などできません。それに2回目が終わってもはしゃいではいけません。ただ感染しにくいとか、重症になりにくいというだけの話ですよね。これからでも自分が他の人たちにウィルスをバラまく可能性はいくらでもあるのですから」。とまあ、わたしならこのぐらい[おりこうさん]の答えをすると思うのである。「孫と会える」ばかりが目立ったが、インタビューではこうした声はまるでなかったのだろうか。
[安全/非安全]の分類基準 [77] 2021/06/23 Wed 7925 昨日[73]の続き
 
何かと対峙したとき、可能な限り迅速に最適な行動を選択することが求められる。ぼんやりしていると、相手から攻撃されて命を落とすかもしれない。あるいは、食料を口にする数少ないチャンスを逃してしまう。そのことがついには命を失うことに繋がることもあり得るのである。
 このとき、過去の体験とそれらの情報に基づいた[安全・非安全]の分類はきわめて有用である。それは[これまでも同じことがあった規準]である。
[初ボーリング]回顧 [76] 2021/06/22 Tue 7924 
 
今日は[ボーリングの日]です。その由来は、1861年6月22日に長崎で発刊された英字新聞にあります。そこに、[ボーリング場オープン]の記事が掲載されたのです。さすが長崎です。まだ江戸時代だというのに[ボーリング場]ですから。もちろん、外国人が対象だったのでしょう。
 わたしが初めてボーリングを知ったのは大学1年生の冬休みでした。高校の恩師宅に集まった数人と博多駅近くのボーリング場に出かけたのです。それまで聴いたことのない猛烈な衝撃音が耳に響きます。それを聴きながら、こころのなかで、「ベトナムでは同じ年代の青年たちが命をかけているのに、こんなことではしゃいでいていいのか」と思ったことが蘇ります。
 それが、初めての体験でうまくいかなかったためではないと思っていますが…。
[回顧録](9) [75] 2021/06/22 Tue 7923 6月7日[20]の続き
 
クリントン元アメリカ大統領の[回顧録]は出版から間もなく翻譯版が出ている。それだけ話題性にあふれていたわけだ。それにしても、全巻を通じて自分の業績を挙げまくるのには苦笑する。そもそも[回顧録]とはそんなものなのだろう。
 あれやこれやと業績をアピールために徹底して敵を批判する。その対象の多くが共和党である。また、[不動産問題]や[研修生との不適切な関係]で登場した特別検察官ケネス・スター氏は、不倶戴天の天敵である。そうした流れの中で、実習生問題では、後悔に充ち満ちた論調になる。かくして、1998年は[業績の自慢]と[屈辱と恥]が交錯しながら延々と続く。
神々と人間たち(2) [74] 2021/06/22 Tue 7922 6月20日[68]の続き
 
森羅万象、どんなことでも人間は「どうしてだろう」と問いかける力が身に付いている。そして、モノゴトの間には[因果関係]があることを、あるいは感じ、予想し、そして確信してきた。ただし、[原因]がわからないときは、それを[神様の力]に求めることもあったし、いまでもそうした人たちがいる。
 一方、[科学]なるものが登場してからは、「結果には必ず原因がある」という前提で世界を理解することが主役の座を占めた。それでもわからないことはあるが、それは「いまのところ原因が発見できていない」と考えることになるのだろう。
[一期一会]の判断 [73] 2021/06/22 Tue 7921 昨日[69]の続き
 
新規なモノや事象に出会ったときは、まずは「逃げるが勝ち」である。そこで様子を伺うことができれば、たとえば食料として捕獲するといったこともあり得る。こうして命をつないでいく中で、「これは危ないから回避する」「こちらは大丈夫だから攻撃して捕まえる」などの学習を重ねていく。
 その情報が蓄積されることで、[個別の事象]に直面しても安全で適切な行動が可能になる。わたしは[万事が一期一会]と考えているが、われわれは、そのときどきで、[安全か危険か]を分類する一定の基準をもとに判断するのである。
[ワクチン物語](5) [72] 2021/06/21 Mon 7920 今日[71]の続き
 
お昼のニュースで[職域接種]が取り上げられていました。熊本では老舗デパートの従業員とその家族6,000人ほどが、[来月初め]には[2回目]を終えるようです。お客様に接する仕事ですし、そのご家族にも影響が出ますから、とてもいいことです。それに、少しでも多くの人が接種すれば感染が抑えられることも素人ながらすばらしいと思います。
 ところで、[前期高齢者後期]のわたしですが、[第1回目]が[7月]になってからです。ただ、それだけの話なのですがね…。
[ワクチン物語](4) [71] 2021/06/21 Mon 7919 6月10日[28]の続き
 
ニュースで、「ワクチンを受けたから孫に会える」という高齢者の声だけをワンパターンに流すのはどうなんでしょうね。もちろん、「これでカラオケに行けます」「旅行にも行けます」などと言う高齢者はいなかったでしょうが。いえ、いえ、そんな人がいてはいけませんよね。いやあ、いたかもなあ…。
 ともあれ、1回目の接種だけで、[もう安心]ムードを盛り上げるのはいかがなものでしょうね。
[歯医者]の楽しみ [70] 2021/06/21 Mon 7918 6月18日[60]の続き
 
朝食中に歯の一部が欠けたので歯医者に行った。[花のフリーター]だから、いつでも(?)OKである。歯科では治療台に座ると背もたれが倒れて、口の部分だけ開いたカバーで顔を覆われる。
 これに合わせて口を開いて、目を閉じる。後者は[開けっぱなし禁止]ではないと思うが、なぜか自然にシャッターが降りる。それに[開けて]いても面白味は何もない。
 そして、そこから[瞑想あるいは妄想の時間]がはじまる。いろいろなことが頭に浮かんでくる。それが[連想ゲーム]のようにつながっていくのが楽しい。もちろん、体調(?)によっては、[一時的冥土]の世界と往き来することもある。
生存のための[最適解] [69] 2021/06/21 Mon 7917 昨日[65]の続き
 
地球の厳しい条件下で生き延びていくには、可能な限り安全に対応しなければならない。突然、目の前に未知のものが現れれば、反射的に逃げる、隠れるといった行動が生まれる。
 相手が自分に危害を加えるものであれば、瞬間的な回避が欠かせない。そこでしくじれば命がなくなるとなれば、まさに[一巻の終わり][元も子もなし]の大問題なのである。とにもかくにも、[生きること]を前提にするなら、それが[最適解]であることは疑いない。      
神々と人間たち(1) [68] 2021/06/20 Sun 7916 
 
【不可知論《agnosticism》:哲学で、経験や現象とその背後にある超経験的なものや本体的なものとを区別し、後者の存在は認めるが認識は不可能とする説。また、後者の存在そのものも不確実とする説。[デジタル大辞泉]】
 「背後にある超経験的なもの、本体的なもの」の代表が[神]である。神が人間を創ったという話は「古事記」にも「旧約聖書[創世記]」にもあるから、おそらく洋の東西を問わない人間に共通する発想だろう。
ポンプ物語(4) [67] 2021/06/20 Sun 7915 6月15日[47]の続き
 
井戸の水は[ポンプ側]が、[圧力を下げる]ことで[地上に昇ってくる]のである。いつもは[大気圧]で押し付けられている水が、[上の圧力低下]によって開放される。
 この先の流れは「もうわかってるよ」と見透かされそうな気がする。まさにご想像のとおり、[この力学]を[人間組織]にも適用できると言いたいのである。物語に登場するのは、[ポンプ=トップ]と[井戸水=トップを除く構成員たち]である。
[リマスター](2) 相互依存のパラドックス [66] 2021/06/20 Sun 7914 昨日[63]の続き
 
縄文時代から1万年以上が経過した21世紀、他人の存在なしに生きていけない程度は無限大と言っていいほど大きくなりました。
 朝、今日も蘇ります。たったいままで寝ていたベッドは人が作ったもの、着ている下着もパジャマも買ったものです。電気を点けるために押したスイッチも灯りも、もちろん電気だって自分が創った記憶はありません。そもそも、「巣ごもり」中のわが家も人が造ってくれました。やおら起き上がってトイレを済ませ、洗面所で蛇口をひねって水道を…。
生きものの誕生から [65] 2021/06/20 Sun 7913 昨日[61]の続き
 
[少数]、その最小値である[1つ]のケースだけから[全体]と言わないまでも、「大方そうだろう」と[推測あるいは邪推]する。こんな言い回しをすると、そうした態度を「とんでもないことだ」と非難したくなる。
 しかし、この反応は[生きものの誕生]のときから時間とともに形成された[生得的反応]ではないのか。地球上で生きていくには外界に対して何らかのアクションを取らなければならない。それが単なる偶然に左右されるのでは、生き延びる確率はくじ引きレベルになる。
目標の小条件(2) [64] 2021/06/19 Sat 7912 6月17日[55]の続き
 
朝から晩まで行動している限り、そのすべてに目的があり、それを実現するための目標が生まれる…。などと言えば、「《目的なし、目標なし》の行動だってあるんだぞ」と[やれやれ顔]を呼び起こすかもしれない。
 まあ、はっきりしているのは、目的や目標の数を一々カウントするのは時間の浪費になる。それでも、[うまく達成できる目標]に必要な条件を考えるのは意味があるだろう。
[リマスター](1) 相互依存のパラドックス [63] 2021/06/19 Sat 7911 6月15日[46]の続き
 
縄文時代のころ、人々は一望できるくらいの集落に住んでいたのでしょう。そこでは、「お互いが協力し合って生きていること」「一人がみんなのために、みんなが一人のために役立っていること」がだれの目にも目に見えていたに違いありません。そして、「お互いになくてはならない、相互に依存している」ことを体感していたと思います。[2003/5/26] 
[スピリチュアル]? [62] 2021/06/19 Sat 7910  6月12日[35]の続き
 
[リモート研修]受講者の感想に、「スピリチュアルなようなものを関連付けているような、人生観と照らし合わせてリーダーシップの役割を学んだ」と記されたものがあった。この[スピリチュアル]の意味はわからないが、「人生に問題があるのは必然で、それが問題なのではない。本当の問題は[問題があるにもかかわらず、それに気づかないこと][問題に気づいても、その解決にチャレンジしないこと]である」といった話を念頭に置かれているのだろうか。
一部からの思い込み [61] 2021/06/19 Sat 7909 昨日[56]の続き
 
特定の集団に属する[1人の態度や行動]を知っただけでは、[その人物が所属するすべての人々の態度や行動]はわからない。だれもが、「そんなことは当然だ」と思うだろう。[その人]が[所属する集団]で、きわめて[特殊な態度や行動]を取る人なのかもしれないのである。しかし、[たった1人]は措くとして、われわれは[ほんの一部の人間の態度や行動、それから発生する出来事]を観て、「〇〇人はすばらしい」とか「□□人はけしからん」と思い込む傾向がある。
[歯]と年齢 [60] 2021/06/18 Fri 7908 
 
朝食を摂っていたら口の中で固いものが出現した。自分の歯の一部が欠けたことはすぐにわかった。そうしたことが起きても自然な年齢になったのである。私の義父は92歳で亡くなるまで、20本以上を維持していた。わたしの父の歯はかなり厳しい状態だった。
 そして、わたし自身は冠を被ったものはあるが、かなり良好である。孫から「おじいちゃんの歯は黄色いね」と言われたことがある。それはそうだ。すでに使用歴70年、孫たちの[白さ]は遠い過去のものとなった。
[ほめる側]と[ほめられる側][59] 2021/06/18 Fri 7907 昨日[54]の続き
 
[ほめる=評価する]ことが機能するためには、[ほめる=評価する〈側〉]が[ほめられる=評価される〈側〉]から[ほめられる=評価される]ことが必須の条件となる。そうした関係[インフラ]ができあがっていないと、[ほめる=評価する]行為は、「ホンマかいな」ならまだしも、「なんか裏にあるんじゃないの」と疑われる。
 その詳細は、HPトップの[最新のお知らせ YouTube動画〈ほめる免許〉]をご覧いただきたい。
[プロフェッショナル考](4) [58] 2021/06/18 Fri 7906 昨日[53]の続き
 
NHKの[プロフェッショナル]では、最後に「プロフェッショナルとは何か」と主役に問いかける。これに個性があふれるから楽しい。こんなとき、「自分はどうなんだろうなあ」と思う。
 [当たり前のことを当たり前に続ける][〈それってやせ我慢じゃないの〉と思われる〈やせ我慢〉ができる][〈やせ我慢〉を楽しみ、それができることを誇りに思う][自分のすべてを〈伝える〉ことを喜びにできる]こんなことが頭を巡った。
予言物語(13) [57] 2021/06/18 Fri 7905 6月16日[51]の続き
 
[残念な予言物語]を改題した。そもそもは、今世紀初めに書いた[カムチャツカ半島のひょうたん島物語]が、現今の[日本列島劣壊危機]を[予言]していたという[自慢話]からはじまった。それは[このままではまずい]という[負]のネタだったから、[残念な]と冠(かんむ)ったのである。
 それが、このところはMR. ゴーンのネタになってきた。これらも20年ほど前に講演や原稿で取り上げたものだから、[残念な]をはずしてもうしばらく続けたい。
[一人]だけでは [56] 2021/06/18 Fri 7904 昨日[52]の続き
 
[一人の外国人]と「1回会った]だけでは「その人のこと」はわからない。お互いが心置きなく話せるようになって、「はじめて見たときは…」などと第一印象を語り合う。それが相互理解を深めていく。もちろん「一目見たときから」、ずっと同じでもいい。人間関係とはそんなものである。一人にしてそうなのだから、[〇〇人とは]と、その出身国の人たち全体の態度や行動がわかるはずもない。
目標の小条件(1)[55] 2021/06/17 Thu 7903 
 
[天命を全うする][大往生する] 個々人がこれらを[人生の目標]として掲げるのが適切かどうかわからない。そうだとしても、[あの世」に逝ったあとで、他人様からそう言われるのは悪くない。
 ところで、人は命を終えるまでに、一体どのくらいの[目標]を立てるのだろう。また、その成功率はどのくらいなのだろう。とまあ、そんなことを考えるのは時間の無駄だと笑われるに決まっている。
[ほめる]だけでは[54] 2021/06/17 Thu 7902 昨日[50]の続き
 
〝change agent 〟を[変革指導者あるいは促進者]と捉え、その個人あるいはチームは[ほめること]を大事にしなければならない。そんなつもりでメモに〝change agent 〟と[ほめられることが好き、ほめることが好き]を併記したに違いない。
 ただし、[ほめる]については、わたしなりのこだわりがある。それは、リーダーたる者は[ほめる]こと、それが甘ったるい表現であれば、[評価する]と言い換えてもいいが、これだけでは不充分なのである。
[プロフェッショナル考](3)[53] 2021/06/17 Thu 7901 6月15日[48]の続き
 
ネットの時代である。黄泉の国から帰還した翌日、[NHK+]で小倉氏が登場する[プロフェッショナル]の続きを観た。全体として仕事に対する[未練]の空気が漂う。自分が元気でまだやれるという思いがある。お呼びが掛かればどこにでも出かける気持ちでいる。小倉氏より1歳年下のわたしだが、頭の中から「あんたはどうなんだい」という声が聞こえたような気がした。
一人だけでは危うい[52] 2021/06/17 Thu 7900 昨日[49]の続き
 
さて、[標本(一部)]のデータから[母集団(全体)]のことを[推測]するのは、いろいろな役に立ちそうである。しかし、[一人のアメリカ人]とちょっと話をしたり、行動したりしただけで、「アメリカ人はこんな考え方や行動をするんだ」と[推測]するわけにはいかない。それどころか、短時間のかかわりだけで、「この人はこんな人だ」と評価するのも危ういことはだれもが知っている。
残念な予言物語(12)[51] 2021/06/16 Wed 7899 5月30日[39]の続き
 
ゴーン氏の日産CEO就任は鳴り物入りだった。まさに豪腕、非効率なものは片っ端からスクラップする人物だと伝えられた。そんなゴーン氏の招聘に至ったのは、経営が失敗したからである。当時はマツダもフォードからやってきたアメリカ人が社長に就任するなど、自動車業界は危機的な状況にあった。それでも、トヨタはハイブリッドの開発に力を注いでおり、業界のすべてが揺らいでいたわけではない。
メモの真意は[50] 2021/06/16 Wed 7898 6月11日[31]の続き
 
わたしは、何かを思いつくと、それがとめどなく拡がるクセの持主である。メモに、〝change agent 〟と[ほめられることが好き、ほめることが好き]が併記されているのだから、そのとき二つは繋がったはずである。しかし、いつ書いたともしれないメモの真意は、自分のこととてわかりようがない。
 それなら破棄すればいいものを、わたしの[粘着質]が頭をもたげてきて、その気持ちを押しつぶしてしまう。そして、[そのときの意図]を推測しようと考えはじめる。その結果、事実に到達することなど期待できない。人間の記憶はあやふやかつ曖昧で、それ故にいい加減さを伴うのである。
[宝くじ]体験[49] 2021/06/16 Wed 7897 昨日[45]の続き
 
わたしの目には[行動経済学]は[社会心理学]の一領域に見える。「そりゃあ逆だろう」という声があるかもしれないが、歴史的にはわたしの目も[視力1.2]くらいあると思う。これについては、本コラムで大昔に触れたので、[視力検査]の結果だけでおわりにしよう。
 ところで、わたしは、これまでの人生で[宝くじ]を何回か、おそらく5回には達しないが、買ったことがある。それもすべて、仲間といっしょのお遊び的なものだった。もちろん、当たった記憶はない。いや、1000円くらいはいったことがあるかもしれない。
[プロフェッショナル考](2)[48] 2021/06/15 Tue 7896 6月13日[39]の続き
 
先週の「NHK プロフェッショナル」は朝の[とくダネ]で司会をしていた小倉智昭氏が登場した。彼はわたしより1歳年長の74歳である。カメラは、22年間続いた番組の終了前後を追いかけた。
 その中で、「自分から辞めますと言った方がかっこよかったんだけどね」という趣旨の発言をしていた。あの世界は視聴率が決定的な力を持っていて、このところ厳しい状況だったようだ。こうしたことから、ストレートに「辞めてください」ではないにしても、そのような空気があってのリタイアになったと受け止めた。
 この日もいつものように、15分くらいで[一時的黄泉の国]からお誘いが来たからスイッチオフにした。
ポンプ物語(3)[47] 2021/06/15 Tue 7895 昨6月12日[36]の続き
 
わたしが子どものころ、生活用水は井戸から[手押しポンプ]で汲み上げていた。これを、小石から砂利、シュロだのを何層にも重ねた[濾過装置]に流し込んで飲用水にする。その光景を思い出すだけでも、時間がゆっくりになる。
 さて、そのポンプだが、ハンドルを「よいしょ」と上げるとシリンダのなかの空気が押し出される。その状態でハンドルを下げれば、そこは空気が超希薄になっているから、井戸の水面に加わる大気圧が水を上に向かって押し出すのである。これまた、ジコチュウ的には[吸い上げる]と言うが、じつは[水が押し上げられる]のである。
[リマスター版 味な話の素](0) [46] 2021/06/15 Tue 7894
 
映画で[リマスター版]が増えている。フイルムが劣化した[名作]をデジタル技術でピカピカに蘇らせるのである。一世を風靡した[刑事コロンボ]はこれで[4K版]になり、現在放映中だ。わたしの手元には黒澤・三船の「リマスター版 羅生門」がある。モノクロだが、鮮明な映像が迫力を倍加させる。
 わたしは少し前から[旧友]のネットワークに話題を提供しはじめた。そこには、[新ネタ]と並んで[味な話の素 リマスター版]も挙げる。もちろん、映像と違って、現在の視点で手を入れるから[リメーク版]といった方が正しい。そうなると、せっかくだから[本家の〈味な話の素〉]で取り上げたくなるのは人情というものである。
呼吸する人間[45] 2021/06/15 Tue 7893 昨日[41]の続き
 
わたしは[行動経済学]を理解していない。ただし、それは昔の(?)[経済学]がうまくいかなくなったから生まれたと、[誤解あるいは邪推、ひょっとしたら確信]している。そもそも[合理的経済人]を前提にして人間の[経済活動]を考えるのには無理がある。それは、あたかも[真空の中で人間はどんな振る舞いをするか]を考えるのに似ている。そんなことから、[大気中で呼吸する人間]を組み込んだ[行動経済学]が主流に(?)、なったのだと[誤解あるいは推測]する。
[書き過ぎ]の陥穽[44] 2021/06/14 Mon 7892 
 
このところ、本コラムへの[書き過ぎ]を自覚している。先月あたりから[1日3本]は日常化し、[4本]のこともある。そこで[1本あたり]の文字数を減らそうとするのだが、なかなか思い通りにいかない。
 わが先輩によれば、われわれは[サンデー毎日族=毎日が日曜日]なんだそうだ。これに[コロナの巣ごもり]が追い打ちをかけてきたから、あれもこれもアップしたくなる。わたしは、まことに悩ましく深刻な問題を抱え込んでしまった。
[現場の声]物語(1)[43] 2021/06/14 Mon 7891 
 
わたしは[メモ魔]である。それでも、これまで関わることができた組織がどのくらいになるのかまではわからない。いずれにしても、そこで出会った方々の数に至っては、わたし的には[無限大]である。
 その中でも、現場における[インタビュー]は文字どおり[お互いが見合う]対面状況だから、大脳に強烈な印象として焼き付けられる。もちろん一人ひとりを記憶しておくことはできないが、「ああ、こんな人がいたなあ」といった思い出が、会場の雰囲気を伴いながら蘇ってくる。
文学賞のバランス(2)[42] 2021/06/14 Mon 7890 昨日[38]の続き
 
両賞候補の性別は同数だが、そもそも対象になった全体での割合はわからない。もちろん、わたしにはそこまで確かめる手立ても気持ちもない。その上で選考委員は、芥川賞の場合9人で、男性が6人と女性の3人を圧倒している。一方の直木賞も選考委員は9名だが、こちらは女性が6人で芥川賞とまったく対照的、あるいは対称型で逆転している。
 文学に関するド素人はここで口をつぐむしかない。ただ、その[数値]はまことにおもしろく、かつ「選考委員の選考過程」に興味津々となる。わたしは[グループ・ダイナミックス]を仕事にしてきたから、モノゴトの[意思決定過程]には大いなる関心をもつのである。
[確率]の解釈と行動の自由[41] 2021/06/14 Mon 7889 昨日[37]の続き
 
[降水確率]が100%でも[傘を持っていかない人]がいて、0%でも[傘を持っていく人」がいる可能性はいくらでもある。それが世の中というものである。あくまで[確率]に基づく予想であって、[確実]ではないのだ。わが国では基本的に自由が許容されているから、[確率]の受け止め方も、その後の行動も本人に委ねられる。ただし、それも程度問題であり、その行為が他者にもかかわるとなれば、[まるで自由]とはいかなくなる。
[プロフェッショナル考](1)[40] 2021/06/13 Sun 7888 
 
NHKの[プロフェッショナル]はけっこうおもしろい。ただし、放送時間はわたしの生活時間とズレがある。何せ、はじまりが、[眠りはじめ]と重なっているのである。終わるのは23時台だから、すでに[一時的黄泉の国]に出かけたあとだ。
 わたしはテレビのタイマーは使わない。だから、たまたま[覚醒半分]で観ていても、[気が遠くなる]限界を早めに察知してスイッチを切る。これぞ[安全対応:Safe management]のモデルだとスーパー自己満足する。そう思うだけで気持ちよくなるから、おそらく直ちに[一時的黄泉の国]へ行っている。
ポンプ物語(2)[39] 2021/06/13 Sun 7887 昨日[36]の続き
 
飛行機の窓が壊れると機内のモノが人間を含めて押し出される。それは[吸い出される]とも言える。
 最近は、ストローをプラスチックから再生可能なものに変える動きがある。それは措いて、ストローでジュースを飲むために口をすぼめて、まずは[空気を吸う]。これでストローの中の空気が減るから、その分だけ圧力が低下する。これで、コップのジュースにかかっている大気の圧力との間に[差]が生まれる。そこで、ジュースが圧力の低くなったストローへと[押し出される]わけだ。これを自己中心の人間は、[吸い上げる]とか、[飲む]と表現するのである。
文学賞のバランス(1)[38] 2021/06/13 Sun 7886 
 
 芥川賞と直木賞の候補作がそれぞれ5本発表された。著者の名前のみによる推測だが、前者は3人が女性で、後者は3人が男性である。毎回、関心をもっているわけではないから、これまでの傾向は知らない。ただ、今回の結果に限れば、両賞で男女同数となる。
 芥川賞は[純文学の新人の小説]を、直木賞は[無名・新人および中堅作家による大衆小説]を対象にしている。芥川賞は女性が、直木賞は男性がそれぞれ1人多く、偶然だろうが均衡しているのはおもしろい。
「なるほど」と言われたい[37] 2021/06/13 Sun 7885 昨日[33]の続き
 
[天の邪鬼]的な人は措くとして、可能な限り多くの人たちから、「なあるほど」と言われたい。そうなると、みんなが納得しやすい[規準]が必要になる。それも[全員納得]はあり得ないから、[可能な限り]は永遠について回る。また、[納得度]が低化すれば考え直すことが必要になる。そうした[規準]の有力候補の一つが[確率による表現]である。その身近な実例として[降水確率]が挙げられる。
ポンプ物語(1)[36] 2021/06/12 Sat 788
 
 [007 ゴールドフィンガー]の終わり際にプライベートジェットの機内で格闘シーンがある。[ジェームズ・ボンド対ゴールドフィンガー]最後の戦いである。その一幕は、ジェットの窓が割れてフィンガーが機外に飛び出て、[めでたし、めでたし]となる。機内は人間がいるから、1気圧近くに加圧されている。一方、外は気圧が低いから、窓が割れれば機内のモノは気圧差に応じた圧力で押し出される。
[Cha,Cha,Cha]が通じた[35] 2021/06/12 Sat 7885月19日[64]の続き
 
 [リモート研修]受講者の感想文の続き。「リーダーシップを目標に挙げているが、まず自分が行動し、伝えることができる力を養って、管理の視点でも人間としても成長したい。⇒なによりも自分が先に変わることの意義と重要性が伝わった感がある」。「過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる」という名言がある。わたしも、〝Challenge the Chance to Change yourself〟を[Cha,Cha,Chaでいこう!]とセットにして訴えている。それが通じた感がして嬉しくなる。
無限大の[希少価値][34] 2021/06/12 Sat 7882 昨日[32]の続き
 
 【希少価値:まれで数が少ないところから生ずる価値(精選版 日本国語大辞典)】 これは[モノ]だけに限定されてはいない。その代表に[時間]がある。われわれが使える時間は[いま]しかない。それも一瞬にして飛んでいく。
 これはもう[希少]どころの話ではない。一瞬、一瞬にして過ぎ去る[時間]を分母に、わたしたちが考え、行為することを分子におけば、その[価値]は無限大に近づく。その中で、われわれは[一瞬、一瞬、自分と一期一会]で生きているのである。
 まずは目が覚めて、[今日もわたしと一期一会]を喜び、楽しみ、大事にしないともったいない。
[納得]を求めて[33] 2021/06/12 Sat 788昨日[30]の続き
 
[全体]の[一部]から、[全体]の状態を[推測]する。それは[標本]から[母集団]の状態を[推測]することである。これを[あてずっぽう]なしに実現するにはどうすればいいか。それも、みんなが「なあるほど」と納得してくれる方法でなければならない。「それは、あんたの主観的な判断でしょ」と言われるようでは、説得力に欠ける。
 もちろん、何を言われても[被説得性(0)]の人もいるから、完全なものはない。それが世の中というものだ。その中で、[被説得性(-)]のケースは[天の邪鬼]と呼ばれることがある。
毎日が自分との出会い[32] 2021/06/11 Fri 7886月5日[12]の続き
 
 [一語一会]をはじめとして、わたしの得意とする[語呂合わせことば]が頭の中で踊って[毎日一得]まで出てきた。なんのことはない。そこに共通しているのは[1回ぽっきり]を大事にしようという思いである。
 元祖の[一期一会]は、「一生に一度会うこと。また、一生に一度限りであること」である(精選版 日本国語大辞典)。本来は千利休の弟子山上宗二の著にあるものだ。狭く小さな茶室という宇宙の中で出会いを至極の価値とする精神がにじみ出る。まことに壮大なるスケールの宇宙観、自然観、また人生学、哲学と言えようか。
[ご託宣メモ][31] 2021/06/11 Fri 7879 6月6日[16]の続き
 
〝change agent〟と記したわたしのメモには、[ほめられることが好き、ほめることが好き]の添え書きがある。わたしはふと頭に浮かぶと[メモ]書きする習性の持主だが、ほとんどは机に向かって仕事をしているときではない。
 朝、目が覚める前の夢からつづく[ご託宣]もある。その瞬間は[単語]のようでもあるが、すぐに[お告げ]として完成する。トイレや洗面所での降臨体験もしばしばである。この2ヶ所は[メモ紙]を常備している。また、歩行中や運転しているときは即記録とはいかない。そうなると、ほぼ300%の確かさで忘却する。昔から、こうしたものほど[大物]だったと悔しがる。
 そうそう、眠りにつく前も大問題だ。このときはメモをする気力がほとんど[ゼロ]状態である。もちろん、朝になってから蘇ることはない。そもそも、気が遠くなる前のことなど思い出すはずがない。
[母集団]いろいろ[30] 2021/06/11 Fri 7878 昨日[27]の続き
 
[母集団]は「自分が知りたいと思っている特性を備えた集団の全体」である。したがって、たとえば「熊本市中央区に住む成人の意見」となれば、その総数は一応決まっている。その意味でこれは[有限母集団]である。これを[日本国中の成人]に広げ、さらには[これから先の成人の意見]も念頭に置くと、こちらは「無限母集団」となる。
 そして、「推測統計学」は国語辞典的な[想像や推量]、ましてや[あてずっぽう]で、[母集団]のことを[推測する]ものでないことは当然である。
[虎の子]の火災[29] 2021/06/10 Thu 7877 
 
自動車に組み込まれる半導体の不足が問題になっている。世界の自動車生産を抑えるほどの影響である。こうした中で、ルネサスエレクトロニクスの工場と(茨城県)と旭化成エレクトロニクス(宮﨑県)の火災は広く報じられた。前世紀、世界をリードしたわが国の半導体産業だが、いまやその片鱗もない。
 そうした状況で、自動車向けの半導体は影響力をかろうじて維持しているらしい。そんな[虎の子]の製造工場で[火災]とは、[防火対策]どうなっていたのだろう。ルネサスは生産を再開したが、旭化成はクローズのようだ。とにかく[原因]をはっきりさせる必要がある。これは特定の企業の問題ではすまない。ところが、このあたりがはっきりしないようだ。
[ワクチン]物語(3)[28] 2021/06/10 Thu 7876 6月8日[23]の続き
 
[ワクチン接種]は世の中のトップニュースの一つです。そこで、[めでたく(?)]接種を終えたあとの高齢者にインタビューをするのは当然の流れです。それにしても、「これで安心して孫に会える」という意見ばかりがダントツに流れるのはどうしてなのでしょうか。
 わたしは7月はじめの予約ですが、自分がインタビューを受けたらどう反応するか、けっこうはっきりしています。もちろん、7月にもなれば、その[ニュースバリュー]は完全に[0]ですから、インタビューなどあり得ません。ただし、この時期でもトラブルが発生すれば、たちまちにして[トップニュース]になります。そんなものなのです。
[三役揃い踏み][27] 2021/06/10 Thu 7875 昨日[18]の続き
 
完全[花のフリーター]だから、全体構想なしで[統計]にまつわるネタを書き続けている。そもそも、何かを書くために、「まずは統計のような話」からはじめた。しかし、ここまでくると当初の[動機]など記憶の彼方である。
 さて、[標本]と[母集団]が登場した。これで、最低限必要な三役が出揃った。世の中に[推測統計学:推計学]と呼ばれる領域がある。それは、[母集団]の一部である[標本]から、[母集団=全体]のことを[推測]することから名付けられた。ここで、[推測]は【ある事をもとにして想像によって判断すること。推量すること。[精選版 日本国語大辞典]】とされる。しかし、この国語辞書的意味だと、単なる[想像]や[推量]、つまりは、[あてずっぽう]まで許容されそうである。
書道開眼?[26] 2021/06/09 Wed 7874 
 
いつの頃からか、筆ペンを日ごろから使うようになった。小学生のころ、近所に書道塾があって通っていた。どのくらいの期間だったか忘れたが、小学4年生の夏休みに伊万里へ引っ越したからそれでおしまいになった。
 その後は高校で芸術(?)は[書道]を選択した。こう書いた瞬間に八尋という先生のお名前を思い出し、お顔が浮かんだ。われながら、記憶の不思議さに感動する。
 先生は日本新聞の題字を書かれたと聴いていた。いわゆる大家だったのだろう。それから何十年も経った2001年ころまでには筆ペンを使いはじめた。そして、今でも研修の道具として重宝している。
 この3ヶ月ほど前から、[書道のYouTube]を観はじめた。漢字だけでなく、[かな]も奥が深い。前期高齢者後期でにも、学ものにあふれている。
もう一人の[ボンド][25] 2021/06/09 Wed 7873 6月7日[19]の続き
 
この1ヶ月ほどで観た4本の[007]はすべて、ダニエル・クレイグが[ジェームズ・ボンド]である。この本数から、わたしが[2人目]のボンドを受け入れたことがうかがえる。ショーン・コネリーのイメージと重なるところがないが、それはそれで[ボンド]というわけだ。
 ただし、ストーリーの荒唐無稽さに変わりはない。もちろん、映像技術の進歩もあって、カー・アクションを含めて、ド派手さが飛躍的にバージョンアップされている。それでも、「ボンドは不死身」だから、その[勧善懲悪]ぶりは、わたしが子どものころの[鞍馬天狗]や[ハリマオ]などと同じである。
〝sample〟と〝population〟[24] 2021/06/09 Wed 7872 昨日[21]の続き
 
[標本]は英語で〝sample〟である。商品では[見本]や[試供品]などに当たる。統計の領域では「母集団の部分集合」と定義される。
 ここで、[母集団]は〝population〟で、原語の第一義は[人口、住民数]、ついで[全住民、市民]、[特定の階層の人々]などが続く。そして4番目に[母集団]がきて、「統計的研究の対象となる個体の集団」とされる(ランダムハウス英和大辞典)。
 ここには[母(祖)集団]と表記されている。これまた暇人は[祖集団]についても興味がわくが、こちらは人類学から自然科学まで広がりが尋常ではない。化学では[parent population ]なる表現もある。また、JST科学技術用語日英対訳辞書では、〝universe〟になっている。いやはや、[宇宙の果てまで(?)]行ってしまいそうで切りがない。
[ワクチン物語(2)[23] 2021/06/08 Tue 7871 
 
先月30日の本欄で、「6月末に第1回目の予約ができたこと」「2回目は未確定であること」をアップしました。それはネットで確定した時点での事実でしたが、その後に紆余曲折があって、第1回目が1月はじめ、2回目が4週目になりました。そこで、[そのこと]を書きたいのですが、それを措いても、わたしの懸念を挙げておきたくなりました。ともあれ、本日は(2)にしました。いつもように長くなりそうです、はい。
 その懸念というのは、1回目の接種を終えた人にインタビューしたときの[高齢者の声]です。「うれしかったです」はいいのですが、「これで孫に会うことができます」と放送局が違っても、まさに「異口同音」の[大合唱(?)]ではありませんか。
カラー写真の記憶[22] 2021/06/08 Tue 7870 
 
わたしのアルバム、といっても鋭意デジタル化を進めていますが、そこにはじめてカラー写真が登場するのは1964年4月28日のことです。わたしが高校に入学した月で、自宅から徒歩10分ほどだった福岡市の香椎宮で撮ったのでした。父と新しい制服姿のわたしが並んで写っています。このカラー写真は、名刺より少しばかり大きいのですが、1枚現像するのに70円だったことを鮮明に憶えています。「戦後値段史年表(朝日文庫)」によると、当時の駅弁が150円、タクシーの初乗り(東京)が100円です。いまの物価水準だと、1枚500円くらいになるでしょうか。
 カラー写真は現像も大事(オオゴト)でした。まずは、フィルムを当時は金属製だった缶ケースに納めます。さらにそれを布袋に入れるのです。その袋が黄色だったことも、わたしの思い出ボックスに残っています。そのうえで、これまたフィルムに付いていた封筒に布袋ごと入れて東京の現像所に郵送するという段取りでした。まだ福岡ではカラー写真の現像ができなかったのです。
 それから相当程度の時間が経過して、「同時プリント」なるサービスが誕生したときは、太陽が西から昇ってきたのかと疑いました。
[母集団][標本][推測][21] 2021/06/08 Tue 7869 昨日[18]の続き
 
「自分のことは自分で決める」のは大事だが、この先の行動を決定するために、関連した情報が必要になる。その中には自分の健康具合が含まれることもあるだろう。そこで健康診断を試みる。ここで健康診断が登場する唐突感は承知している。みなさまには、「また、いつものパターンだな」くらいでパスしていただきたい。
 健康診断では[少量の血液]を採って、私の「体中を回る血液]の状態を推し測る。チェックの対象が[全部]でないから、あくまで[推測]である。統計学では、「血液全体」を[母集団]と呼ぶ。一方、[少量の血液]は[標本]という。そして、「標本」から「全体」を[推測]する方法が考えられることになる。
[回顧録](8)[20] 2021/06/07 Mon 7868 5月18日[62]の続き
 
クリントン氏の[回顧録]は「1998年を迎えたとき、任期中を通じてもっとも予想外の1年になるとは想像もしていなかった」と語る。それは「個人的には屈辱と恥にまみれた1年であり、内政では苦戦したが外交では勝利を収めた1年だった」と続く(邦訳下巻p469)。
 それは、[ホワイトハウス実習生]との[適切でない関係]が明らかになり、弾劾問題に発展したことを指している。クリントン自身の発言は "I did have a relationship with Miss Lewinsky that was not appropriate"である。氏は"improper relationship"の存在を完全に否定し、"inappropriate"ということばも使わなかった。あくまで、"not appropriate"だったというのである…。
二人目の[ボンド][19] 2021/06/07 Mon 7867 昨日[6]の続き
 
おそらく20代のときに観たのが最後の[007]だが、[スペクター]のボンドは6代目のDaniel Craigに交替していた。わたしにとっては[2人目]のボンドである。体はしっかりできあがっているが、Wikipediaによれば、身の丈は178cmというから、むしろ小柄である。初代ショーン・コネリーが188cmであることを考えると、体格的迫力には欠ける。しかも、初代は半世紀以上も前のデビューだから、日本人であるわたしは、[それだけ]でも圧倒された。
[確率]と[意思決定][18] 2021/06/07 Mon 7866 昨日[15]の続き
 
[コロナ・ワクチン]の接種6,112,406回で[副反応]が943件だから、その発生率は0.015%である。この割合がわかれば、大多数の人が「大丈夫」と安心するだろう。もちろん、どんなに数値が低くても、自分がその中に入る可能性は[0]ではない。そこは、[接種によって得られるメリット]と比較することで、自分の行動を決める。
 そもそも[明日のこと]どころか、政界では[一瞬先も闇]が常識らしい。そんなことで、われわれは、[ジャンケン]や[宝くじ]、おそらく[パチンコ]に臨むときも意識的あるいは無意識に[確率]を前提にして意思を決定しているのである。
[HP]のマイナーチェンジ[17] 2021/06/06 Sun 7865 
 
どなたもお気づきでないと思うが、わがホームページの表紙が[気づかない]程度に変わった。それは、[最新のお知らせ]と「お勧めTOP4」の[矢印ボタン]の位置が整列したことである。これまでも、[整列しているように]調整はしていたが、微妙なズレが存在していた。これを、ホームページビルダーで[表枠]にはめ込むことで解決した。ビルダーのこまかいことは抜きにして、ともあれうまくいったのである。
 じつは、今回の[表枠テクニック(?)]は、この課題に直面して初めて発見したのではない。それどころか、ビルダーを学習しはじめた際に得た[いの一番の基礎技法]である。そのことを忘れていた、あるいは気づかなかったわけだ。つまりは、[初心に返った]のである。
 これもまた[新しい学習]である。勉強は命が続く限り、いつまでも、どこまでも続く。
[変革先導者][16] 2021/06/06 Sun 7864 昨日[14]の続き
 
わたしが20代のころ、〝change agent〟ということばがあって、[変革媒体者]と訳されていた。原語の〝agent〟は[代理人、代行者]につづいて、「作用するもの(力)、媒介物」といった意味がある。わたしの語感では[媒介:双方の間に立って取りもつこと。はし渡しをすること。(精選版 日本国語大辞典)]よりも、[変革先導者]の方が適切だと思っていた。
 彼等こそが社会や組織の[劣壊]を押しとどめる力になるのである。それを組織内で育成できるかどうかは、[組織の力]に依存する。
[全体]のことを知りたい[15] 2021/06/06 Sun 7863 昨日[11]の続き
 
ある[保健所の残業時間数]から、いつの間にか[傘嫌いおじさん]の話にまで飛んだ。何のことはない、人間は[ゲットできる少数のデータ]で、[もっと多くのこと、できれば全体のこと]を知りたいと思うのだと言いたいのである。
 あの[ワクチン]についても、[副反応]が話題になっている。最悪の場合は生命に関わることもあり得るという。ただし、そのマイナスよりもプラス効果の方が圧倒的に大きいので接種が勧められている。ときおり、深刻な事態発生がニュースで伝えられる。
 また、厚生労働省のホームページには、「副反応疑い報告として製造販売業者から943件(6,112,406回接種中)が報告され、うち146件が専門家によりアナフィラキシーと評価されました」といった記載がある。
[日本沈没=〈日没〉]?[14] 2021/06/05 Sat 7862 
 
わたしの20代は1970年代とほぼ重なる。当時の日本は、まさに[Rising Sun]だった。そして[21世紀は日本の世紀]と海外の知識人(?)から持ち上げられた。まさに[Japan as No.1]である。それが、いまや[劣壊]に瀕している。
 すでに歴史となったこの時代を分析し、これからの行動を考えることが求められている。そうでなければ小松左京の[日本沈没]が現実になる。[日本丸]はすでに傾いている。
[007]との再会[13] 2021/06/05 Sat 7861 6月3日[6]の続き
 
長期に亘った[007忌避]にストップをかけようかと思いはじめた。そのきっかけは予告編だった。それが、とくに観る気を奮い立たせた記憶はない。ただ、とにかく青春時代の思い出が、あのテーマソングとともに鳥肌をもってきた。
 それが[スペクター(2015)]だった。スタートと同時に、カメラはメキシコの祭りの雑踏に紛れた人物を追ってビルに入り、エレベーターを使って部屋まで移動し、果てはビルの屋上まで到達する。これがワンショットという趣向に息をのんだ。実際は合成したに違いないが、その発想がおもしろい。
1回ポッキリ…[12] 2021/06/05 Sat 7860 昨日[104]の続き
 
 [一語一会]をはじめとして、わたしの得意とする[語呂合わせことば]が頭の中で踊って[毎日一得]まで出てきた。なんのことはない。そこに共通しているのは[1回ぽっきり]を大事にしようという思いである。
 元祖の[一期一会]は、「一生に一度会うこと。また、一生に一度限りであること」である(精選版 日本国語大辞典)。本来は千利休の弟子山上宗二の著にあるものだ。狭く小さな茶室という宇宙の中で出会いを至極の価値とする精神がにじみ出る。まことに壮大なるスケールの宇宙観、自然観、また人生学、哲学と言えようか。
確率の効用[11] 2021/06/05 Sat 7859 昨日[8]の続き
 
[絶対こうなる]とはわからないにしても、[確率〇%]と言われれば、それなりに役に立つ。たとえば、[傘嫌いのおじさん]は[降水確率50%]程度では手ぶらを決め込むに違いない。いや筋金入りなら[70%]までは踏ん張るかもしれない。そんなことで、[確率]を示されても個々人が[同じ行動]をとるとは限らない。しかし、[数値] -[がはっきり出されれば、「明日は明日の風が吹く」「ケセラセラ、なるようになる」よりは、「明日どうするか」を決めやすくなる。この点だけは、[傘嫌いのおじさん]も同意するだろう。
[しばらくはとっておこう][10] 2021/06/04 Fri 7858 
 
どこまでいっても終わることのない「わが身辺整理]の途上で、[珠玉のレポート]に再会することが少なくない。定年を機に多くのものを整理する中で、わたしが感動したものが残っているのである。
 すでに5年ほど経過しているが、授業と関連付けて、[味な話の素]から数本を取り上げて、自由に記述するレポートの提出を求めた。その一つに[社会の常識、組織の非常識(2011/08/15)]が含まれていた。その詳細は省略するが、[組織における事故や不祥事]と職場規範(常識)のあり方を論じたものだ。これを選択した女子学生のレポートは、わたしに「しばらくはとっておこう」と思わせた。

 私たちが他者と共存して生きていく中で、おかしいと思ってもそれをなかなか口に出せずにいる場面がいくらかあるだろう。多数が声をあげ少数意見が排除されることで、どんなに理不尽でも正しいことがまるで悪のように取り上げられ、背反して多数が支持する「不当な行動」が「正当化」されることもある。
 自らを客観的に見つめ現実を認める厳密な判断が可能であれば、倫理から逸脱した行為をする可能性は低くなるとのコメントを読んで、なるほど、と納得した。自分が規範に背く行動をとる場合には、「社会の常識」から外れていることを、大抵の人間は多少でも自覚を持っているだろう。皆がしているからそれが当然だ、と考えが流れてしまう風習、多数の人間の少数に対する支配など集団主義の日本人の独特な大衆心理の特徴から見ても仕方がない問題なのかと認識せざるを得ないのだが、こう説いている私自身も、何かを選択する際に他者の志向に沿った答えを探ってしまう。社会は、暗黙の了解として存在する実体のないルールに捕らわれ、何が正解なのかわからないことで溢れていると感じた。[原文のまま]
[思い込み][意気込み」[9] 2021/06/04 Fri 7857 昨日[7]の続き
 
目覚め時といえども、いやそのときだからこそなのか、頭の樽から[一語一会]の連想語が吹き出してくる。[一語一会][一語一得]につづいて、[一日一語][一日一得][一日一会][毎日一会][毎日一得]と止まらない。
 とは言っても、[期]を[語]に、[会]を[得]に変えた組み合わせだから、これで自慢していては恥をかく。さらに、[日][毎]も登場するが、「まあ、そんな連想語は考えなくても出てくるだろうな」ほどのものである。たしかに、こうして書いてみると「その程度」なのだが、明け方の目覚め時には[すわ、大発見]と思い込み、「何か言えるなあ]と意気込むのである。
[予想]の効用[8] 2021/06/04 Fri 7856 昨日[5]の続き
 
少数のデータから全体は[大体こんなものだろう]と予想できれば、けっこう役に立ちそうだ。
 ところで、わたしが子どものころ、石原裕次郎が[あしたは明日の風が吹く]と唄っていた。ドリス・デイの[ケセラセラ、なるようになる ”Que Sera Sera Whatever Will Be, Will Be”]の歌詞が楽しく、気持ちが落ち着いた。ただし、裕次郎やドリスの言うとおりにしていたら、明日の天気もわからずじまいだ。翌日が運動会なら、せめて雨が降るかどうかくらいは知りたくなる。もちろん、先のことだから[絶対確実]を要求してはいけない。そこで、[降水確率]なるものが登場する。
目覚め時の[連想][7] 2021/06/03 Thu 7855 
 
今朝方、目が覚めるとき、[一期一会]という四文字が頭に浮かんだ。ほとんど同時に、[一語一会][一語一得]がついてきた。いずれも[いちご・いちえ]である。ただし、最後は[重箱読み]になるか。
 わたしは、いまから25年前、オーストラリアのパースで半年を過ごした。西オーストラリア大学の客員研究員として招聘してもらったのである。彼の地ではイギリス文化が浸透していて、午前や午後に[ティータイム]なるものがあった。教職員間の連絡はすでにメールだったが、これで「[○○さんからクッキーをいただいたので、お茶しますよ]といった[おさそい]がくる。
 ある[ティータイム]のとき、スタッフがわたしに「日本語で好きなことばは何か」と聴いてきた。わたしは即座に「ichigo ichie]と答えた。当然、その意味を英語で伝えたのだが、どんな説明をしたのか憶えていない。
ボンド=コネリー[6] 2021/06/03 Thu 7854
 
この1ヶ月ほどの間に4本の[007モノ]を観た。もちろん、[クリップ=細切れ視聴]である。タイトルは[スペクター(2015)][スカイフォール(2012)][慰めの報酬(2008)][カジノ・ロワイヤル(2007)]だ。少し前の[007は二度死ぬ(1967)]を加えると5本になる。
 [二度死ぬ]は日本を舞台に、丹波哲郎、若林映子、浜美枝などが出演したもので、わたしは大学生のときに劇場で観た。その後、数本はジェームズ・ボンドはショーン・コネリーが演じた。わたしの中では[ボンド=コネリー]という式ができあがっていた。そのため、ボンド役が代替わりした後はまったく劇場に足を運ばなくなった。人間というのは[イメージ]に動かされるものである。
大体こんなもの…[5] 2021/06/03 Thu 7853 5月31日[104]の続き
 
[全体]をすべて調べる[悉皆]調査はできない。そうかと言って、調べることができたデータは、対象になった集団だけのもので、それ以上のことは何もわからない。これでは[夢も希望も]なくなってしまう。
 たしかに[全体のこと]を100%知ることは無理だとしても、[大体こんなもの]くらいのことはわからないだろうか。それもできないとなれば、先の計画が立てられなくなる。まあ、[適当かつ思い込み]による山勘でいいのなら気は楽だが、それでは知恵がなさ過ぎる。さあ、どうするかいな…。
[そうだ、そうだ]選好[4] 2021/06/02 Wed 7852 
 Yahooでニュースを観ると、その下にコメントが列記されている。話題性のあるものについて覗くと、じつにさまざまな書き込みがある。ついつい10人分くらいまで読むことがある。その内容に一定の傾向が見て取れる。
 たとえば、特定の人物Aの言動に対して批判的な意味合いの記事が出る。すると、「そうだ、そうだ、問題だ」といったコメントがぎっしりと並ぶ。このとき、Aをいつも批判しているBが、ツイッターなどでAの言動を問題視する。すると、今度はBに「お前が言うな」といった論調のコメントが挙がる。こうなると、これまた洪水のように「そうだ、そうだ、お前が言うな」であふれる。そこには「そうは言うけど…」といったものは稀である。
 かくして、コメントが賛否両論のディスカッションにはなっていない。われわれは、「そうだ、そうだ」と一方向に絶叫できる情報だけを好んで選択するかのように見える。このあたりを分析するのはおもしろそうだ。
[今月の写真][3] 2021/06/02 Wed 7851 
 真っ青な空に白い雲。梅雨とは思えない。それにちょっとだけ緑の木が入ったのも、まあまあじゃないかと自己満足する。雲は一期一会の代表選手。根っからの飛行機好きで、窓側に座って雲を撮りまくっていた。なにせ、生涯フライトが1400回に届く勢いであることを勝手に自慢していた。それが、昨年は18回止まり、今年はまだ[0]の記録更新中。
 それはそうと、[雲]はいい。
  
[今月の写真][2] 2021/06/01 Tue 7850 
 [あるわが家のベランダで静かに美しく咲いている[オキザリス]。ネットで観ると、[四季咲き種]もあって、文字どおりいつも咲いているようだ。表紙は6月に取っていた。花びらの形や色合いもさまざまあることをはじめて知った。じつは家内に確認するまで、花の名前も不明のままだった。それでも、[雰囲気といい色合いといいすばらしい]と思ったことは確かである。雨が多くなる季節に似合う色だ。
[全体の様子]を掴みたい[1] 2021/06/01 Tue 7849 5月31日[104]の続き
 [ある保健所]で得られたデータは[その保健所]についての情報としては確実なものである。しかし、それを[全国の保健所の実態]というわけにはいかない。まあ、全国はオーバーとして、[市町村]に限定しても同様である。たしかに、[個別の実情]を知ることは役に立つが、さらに[ほかはどうなんだろう。そして全体としてはどうなんだろう]という疑問がわいてくる。そうかと言って「すべて」を調べることは不可能に近い。仮にできるとしても膨大な時間と経費がかかる。そこで、[少しのデータで全体の様子が掴めるといいな]と思いはじめる。