味な話の素 No.217 2021年05月号 (7743-7848) Since 2003/04/29 

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[モノが隠れる][106] 2021/05/31 Mon 7848
 みなさんは、さっきまで使っていたモノがどこかに隠れてしまうことはありませんか。あるいは、毎日しないといけないことなのに、つい忘れてしまったりして。
 [モノには隠れる意志がない]ことはデカルトでも認める確かな事実だと思います。さらに、人間は[一つひとつの行動に注意を払っていない]ことも明らかです。つまりは、[意識]していないからどこに置いたかわからなくなるのです。だからといって[すべてを意識する]のでは疲れてしまいます。これに年齢が重なれば、状況はさらに深刻さを増します。
 ともあれ、こうした[事実]を受け入れることが、問題解決のスタートでしょう。まずは、[自分の弱点を受け入れる]ことだけは[忘れない]ようにしたいものです。
特権濫用?[105] 2021/05/31 Mon 7847
 駐車違反の取締りの民間委託が始まったのは、2006年6月のことである。その早々に、神戸地裁の執行官が「駐車許可車標章」で車を止めて食事をしていたことがわかって問題になった。標章は業務に際して使われるものだから違法駐車とされた。これが裁判所の執行官によるものだったからニュースにならないわけがない。
 そもそもは、[駐車監視員]が標章記載のナンバーと車のナンバーが違うのを発見したことから不正使用が発覚した。それこそ[早々に]民間委託が功を奏した(?)わけだ。これを「特権の濫用だあ」と絶叫するほどではないが、われわれ人間はこの手の悪魔になんとも弱い。
ある数値[104] 2021/05/31 Mon 7846 昨日[103]の続き
 ともあれ、[ある保健所職員の5月の残業時間]が[正確かつ厳密に]算出されたとする。いま、過労死ラインは、月20日出勤で1日4時間以上の残業、つまりは80時間とされている。そこで、[ある保健所]の数値が平均70時間と出れば、これは相当に危険な状況に近づいていることになる。
 さて、この数値は、「ある保健所における5月の平均残業時間」だが、これをもってその市町村の保健所、さらには都道府県、そして[わが国にあるすべての保健所が月残業70時間の状況にある]と考えることができるかどうかである。
[ワクチン予約][103] 2021/05/30 Sun 7845
 本日は、待ちに待った(?)[コロナ・ワクチン]の予約日でした。対象は70歳以上ということです。スタートが8時30分というので、[よき市民(?)」として、2分ほど経過した後にPCでアクセスしました。住所で提示する地域がわけられているようで、私の場合は[中央区]にある場所のみがでてきましたが…。
 いやはや、[予約可能]なところは数えるほどしかありませんでした。その中に、毎年インフルエンザの予防注射をしている病院があったので、[第1回目の予約]が確定しました。今回は6月14日から7月4日までが対象期間でしたが、わたしの場合は⒍月末になりました。そうなると、2回目は3週間ほど空けるらしいので、7月第3週目になるでしょう。どなたかがアピールされていた[7月中]には間に合いそうです。
残念な予言物語(10)[104] 2021/05/30 Sun 7846 [99]の続き
 ともあれ日産が[V字回復]したことは、少なくとも一時的にはそうだったのは事実に違いない。華麗なる貴婦人[フェアレディZ]の復活を実現させたのはゴーン氏である。全国の工場を回って、働く人たちの意欲に刺激を与えたことも容易に想像がつく。
 こうした[大業績]から、超高額の報酬が記事になっても、部外者としては「すごいけど、今どきはそうなんだろうなあ」程度の感想で終わっていた。それが一転して[容疑者]になってしまったのは衝撃だった。
 その後、ある工場で働いていた元従業員が、「あれだけ工場をぶっ壊して、人を放り出すんだったら、だれだって業績は回復する」といった主旨のことを吐き出すように言っていた。
 ゴーン氏から話の内容が[タイトル]から逸れはじめた。いつものことですが…。
[鍾乳石]スピリット[103] 2021/05/30 Sun 7845
 わたしは[鍾乳石スピリット]を行動指針にしている。岩に含まれる炭酸カルシウムが二酸化炭素を含んだ水に溶けると、重炭酸カルシウムになる。その水がつららのようにぶら下がる、あるいは下に落ちた上に積もってタケノコのようになる。そこで後者は[石筍]と呼ばれる。
 [鍾乳石]のツボ、キーワードは《[わずかずつ]+[絶えることなく]》のワンセットである。わたしの場合は、《「あれもこれもしたい」+「すぐ気が散る」》が追加される。
[データ]の正確さ、厳密さ[102] 2021/05/30 Sun 7844  5月28日[95]
 [ある保健所]で働く人たちの[残業時間]は、測定の仕方に問題がなければ[正確かつ厳密]に算出できる。ここで、[厳密]とは、[残業時間]がいかなるものであるかが客観的に定義されていることである。たとえば[サービス残業]は含まれないし、人によって時間の違いが発生しないほどの定義である。
 世の中の調査では、その定義が曖昧であることが少なくない。仮に、定義はしっかりしていても、そのまま受け止められていないケースがある。これが[時間や量]などではなく、人の態度や意見を聴く場合は、個々人によって、質問についての解釈が違って当然であり、さらには、その反応も人によって異なるのである。
[想像力・学習力・反省力]の3点セット[101] 2021/05/29 Sat 7843 5月26日[88]の続き
 他人様には[自粛]を呼びかけながら、ご自分は[例外]扱いの方が多いもんだと感動している。しかも、「徹底した対応をしていたから問題はないが、時期を考えると反省している」と[反省]する点も、いまや[定番セリフ]である。
 前世紀末、[反省だけならサルでもできる]という薬品会社のCMがあった。類人猿は[将来の予測]はできないらしい*ので、サルが[反省する]しかないのは当然である。一方の人間様は[先のことを想像できる]からレベルが違うのだ。その上、ホモサピエンスは、他人が[失敗]しているのを見れば、そこから[学習]することもできるすばらしい能力をもっている。この[想像力][学習力][反省力]の3条件がそろっていて、あんな[行動]をする人って…。
 *[対談 松沢哲郎・瀬戸嗣郎]チンパンジーと私たち 人間らしさを知る 2012 医学界新聞
とにかく[ながら][100] 2021/05/29 Sat 7842 
 正式あるいは公式のスクワットはどうすべきなのかしらない。いつもの自前というか我流でよければ、毎日これに励んでいる。その回数は最低でも80回を超える。その[秘密(?)]は、私の得意である[ながら業]にある。
 朝食後にまずは普通に歯を磨く。そのあとで、[電動]でブラッシュアップする。これは上下裏表の4ラウンドで、それぞれ45秒の合計3分となる。このとき[いいち、にいい、さーん]と10まで数え、これで2往復すると1ラウンドが終了する。このカウントにあわせて[スクワット]するから、4ラウンドで80回になる。ちょうど「にいじゅう」とコールしたころに[切り替え音]が鳴るから、「うわーっ、ぴったりコンだ」とブラシを動かしながら絶叫しそうになる。
 われ[ながら]能天気だと苦笑[しながら]、[ながら業]に秀でていることを嬉しがり[ながら]朝のルーチンが終わる。
残念な予言物語(9)[99] 2021/05/29 Sat 7841 昨日[96]の続き
 人と罪は分離すべきか、一体と考えるか。どんなに功績があっても、罪を犯してしまえばすべてアウトなのか。そもそも[すべて善][すべて悪]はあるのか。それに、だれがどんな理由で[善悪]を決めるのか。
 ある立場から見れば[憎むべき犯罪者]が他方からは[正義の英雄]とされる。歴史にはそうしたケースに充ち満ちている。そして、それは現在進行中の事実であり続けている。これからもそうに違いない。
 マイケル・サンデル氏の「正義の話」が大いに話題になった。わたしも2冊読んだが、[?マークのPost-it]がけっこうはさまった。今日はゴーン氏の続きを書こうと思ったのだったが…。
選択と価値づけ[98] 2021/05/28 Fri 7840 
 いまや[情報社会]とは言うが、われわれは「すべての情報」を得ることはできない。仮に、[ビッグデータ]として「ほぼすべての情報」をゲットしても、それに重み付けをしなければ具体的な行動をとれない。そこで、その「基準」が必要になる。そして、その決定は「自分(たち)の視点」あるいは「価値づけ」によるのである。そうした「視点」や「価値」が、個人間はもちろん、国家・組織・集団によって異なる現実がある。
 やれやれ、能天気なことを言っているが、そもそも[ビッグデータ]は庶民のものではなく、一部に独占されているのである。
巫女さあーん![97] 2021/05/28 Fri 7839 
 何かと話題になるIOCだが、オンラインの[バーチャル・スポーツ]も公認するそうだ。わたし個人としてはどうでもいいし、何か言ったとしても[ナノレベル]にも達しない音量だから、[0]じゃないだけのこと。
 ただ、できることなら、フランス語でコミュニケーションできる巫女さんにクーベルタン男爵のご意見を聴いてもらいたいものだ。過去には[オリンピック憲章]を読んだことのない担当大臣がいらっしゃったが、もはや[理念]なんてものはどっかに落っことしてしまったようだ。あるいは、何処かの骨董屋さんでカビを育てているかも…。
残念な予言物語(8)[96] 2021/05/28 Fri 7838 昨日[92]の続き
 ゴーン氏のデビュー記事には「連結決算対象企業の従業員13万人のだれもが意見を提出でき、専門分野、職位階層の壁を取り払った異色の再生案作成チームづくり」が強調され、これが[全員参加型]の演出と繋がっている。
 このときのゴーン氏の気持ちは知りようもないが、[改革の意欲]に満ちていたに違いない。「このチャンスを活かして大金を取りまくるぞーっ」という[意欲]も[こころの風呂敷]に包んでいたのだろうか。
 ともあれ、素人外野手にことの真相がわかるはずもないが、[逮捕・逃亡劇]にまつわって[伝えられる事実]は、日産が「だれ一人として意見が提出できない組織」になっていたこと推測させる。
[一部だけ]なら[95] 2021/05/28 Fri 7837 昨日[91]の続き
 [すべて]をあきらめれば、[一部だけ]を調べることは可能である。日本国中の成人が何時間寝ているかは調べられないが、ある[保健所]に出かけて、そこで働く[職員の睡眠時間]を調査することはできる。このごろは[コロナ対応]で大変だから、その[残業時間]も重要なデータになる。
 そこで得られた、回答を集計すれば、厳密な[平均値]が計算できる。また、[標準偏差]もわかるから、「全員が同じくらいだ」とか、「多い人とそうでない人にばらついているなあ」といったことになる。
うーん…[94] 2021/05/27 Thu 7836 5月25日[86]の続き
 熊本市の[ワクチン予約]は、つぎの予定がようやく発表された。すでに、[80歳以上]が19日には終わったと思われるが、29日が[75歳以上]、30日が[70歳以上]の流れである。[接種券]が届いたのが4月26日だから、[予約]の段取りまで1ヶ月以上になる。それでも、まだ[65歳以上]が含まれていない。
 ニュースによれば、東京では「5人に1人が二重予約だった」という。わたしが使っている交通関係の予約は[重複する]と確認してくる。そもそも、2つのソフトが関連付けられていないのが原因らしい。「うーん…」。
[あの話]は…[93] 2021/05/27 Thu 7835 
 昨年の5月ころだろうか、午後のワイドショーで、関西地区にある国立大学の教員が[コロナ・ワクチン]の話をしていた。
 いま話題のmRNAタイプだったと思う。司会との弾むような会話で、この手のワクチン開発はお茶の子さいさい、すでに基本的ノウハウを確立しているというまことに頼もしい内容だった。かつて別のウィルスで開発に成功するところだったが、すでに流行が治まっていて役に立たなかったとの落ちがついた。
 この番組を見ていた[素人]は、だれもが「これなら大丈夫」と安堵したに違いない。さすが、[科学立国JAPAN]ではないか。やはり日時はあいまいだが、大阪府知事が記者会見で、9月(もちろん昨年の)ころからワクチンの治験に入ると聴き取れる発言をしていた。これにも心強さを覚えた。
 それから相当程度の時間が経過した。[どうなった]のだろう、[あの話は]…。
残念な予言物語(7)[92] 2021/05/27 Thu 7834 昨日[89]の続き
 新聞記事には日産の最高執行責任者カルロス・ゴーン氏と塙社長のツーショットがついている。まずは、「『全員参加型』を演出」との大きな見出しが目に飛び込んでくる。その内容はゴーン氏の腕に対する評価と期待に充ち満ちている。
 わたしは「全員参加の演出」という[文言]を見て苦笑いした。それこそは、製造業を筆頭に世界を席巻した[日本の強味]として称賛された発想とシステムだったのではないか。これを書いた記者はどのくらい勉強しているのだろう。そんな思いもあって、しばらくの間、これを題材に話をしていた。
[すべて]はあきらめて[91] 2021/05/27 Thu 7833 昨日[87]の続き
 [すべて]を知らなければ行動できないとなれば、[金縛り]になる。体中の血を採って血液検査するなどあり得ない。完成した製品の頑丈さをチェックするからといって全製品にハンマーを打ち付けては売り物にならない。
 そうかと言って[だから何もしない]という選択肢を採用すれば、[何かが起きない]ことを祈るしかない。それで済めばいいが、[何かが起きた]らどうするか。その内容によっては取り返しがつかなくなる可能性がある。最悪の場合は[命]や[組織の存続]が危うくなる。それではまずいから、とりあえず[すべて]はあきらめて、[一部だけ]で対応できないかと考える。
錆びた小刀?[90] 2021/05/26 Wed 7832 
 わたしは自然科学系の仕事をしている人はすごいと思いつづけてきた。そのはじまりは、早ければ中学生のとき、おそくても高校時代である。きっかけは湯川秀樹氏の「旅人」を読んだときだったと思う。氏はわが国初のノーベル物理学賞を受賞したが、同時にエッセイも含めて、さまざまな文章を書いている。
 いま、自分を振り返れば、そのときどきで曲がりなりにも仕事はしてきた。一応は頭で考えながら、書いたりしゃべったり、トレーニングを開発したりの人生だった。しかし、その内容は自然科学の厳密さ、他に与える影響力など及びもつかない。そんなわけで、[自然科学者はSHOHEIのような二刀流]、わたしなんぞは[小刀の一刀流]である。その[小刀]もさびてきたかなあ…。
残念な予言物語(6)[89] 2021/05/26 Wed 7831 昨日[85]の続き
 [Stop the 日本崩壊]の項目のトップは「1)日本人の情緒不安定:日産ゴーン社長(99.10.19)/マツダMark Fields 39歳(ニュース・ステーション:
00.2.21)/〝傲慢〟と〝懺悔〟」が並ぶ。
 ここで懐かしいカルロス・ゴーン氏が登場している。まさに窮地に陥った日産の救世主として華々しく登場したときにさっそく取り上げたわけだ。ただし、そこでわたしは[ゴーン礼賛]を絶叫したのではない。それは、99年10月19日付けの新聞記事の内容に関するものである。
[個人特性]だけでは…[88] 2021/05/26 Wed 7830 5月24日[82]の続き
 あらゆるものが立場や視点、規準によって評価が異なるのは当然である。それでも一般的に「問題が[繰り返された]」と言われる組織はある。
 たとえば、三菱自動車もそうした評価から免れない組織である。前世紀末に明らかになった[リコール隠し]は死傷事故に繋がった。その後も、燃費問題をはじめ、Wikipediaで見る限り、取り上げていけば切りがないと思われるほど問題が発生している。そうした事態が発生するたびにトップの交替もあったようだから、問題発生の原因を[個人特性だけ]に求めることはできない。
[国勢調査][87] 2021/05/26 Wed 7829 昨日[84]の続き
 その昔、わたしが子どものころ、[国勢調査]は[悉皆調査]と言われていた。もちろん[悉皆]ということばではなく、[日本国民全員]について調べるという理解である。先生が、公園で生活している人たちも含めてとにかく[全員]だと教えてくれた。
 もっとも、[100%全員]の実現などあり得ない。調査の回答後に亡くなる人や生まれる命もある。しかも集計には年単位の時間がかかる。というわけで、[誤差の範囲内]で[ほぼ全員]ということである。ともあれ[悉皆]は時間も含めて、そのコストは膨大になる。
現在準備中[86] 2021/05/25 Tue 7828 昨日[83]の続き
 熊本市の[ワクチン予約]は80歳以上を対象とした17日~19日から止まっている。地元紙には、「次回以降の予約受付は現在準備中です。日程が決まりしだい順次お報せします」という広告記事が掲載されている(24日現在)。担当部局は具体的な段取りづくりに大忙しに違いない。
 それにしても、この流れが[想定外]のことだったとは言いづらい。もっとも、[予約]がらみで発生している事態は、[国の危機管理力]の問題から分析していく必要がある。
残念な予言物語(5)[85] 2021/05/25 Tue 7827 5月23日[78]の続き
 新世紀を迎える前後に、わたしは[STOP the 〝日本崩壊〟物語]を積極的に話していた。その中で[カムチャツカ半島のヒョウタン島物語]は重要な役割を担ったいた。また、[劣化列島]という言葉も使った。わたしとしては、それを[予言物語]と位置づけていた。
 それから、20年が経過したいま、[崩壊]ではなく[劣壊]の方が現状を適確に表現できると確信しはじめた。前者は[壊れる原因を問わない]が、後者は[内部の劣化が原因で壊れる]ことを意味している。
測定と誤差[84] 2021/05/25 Tue 7826 昨日[81]の続き
 あること、たとえば日本国籍を有する人の身長や体重を知りたいとき、[全員]を対象に調査をすることはできない。ここで[身長・体重]を挙げたのは、いずれも[絶対規準を用いて厳密に測定できる]からである。ただし、こうした客観的に思える[尺度]であっても、[測定に際して発生する誤差]を完璧になくすことはできない。
 そもそも[測る]行為が[誤差]を生み出すのである。もちろん、機器の進歩とともに[誤差]は小さくなってきた。それでも、原子時計は3000万年に1秒程度の誤差を生じるのである。
3年半の成果[84] 2021/05/25 Tue 7825 
 わたしは、[古稀]を前にした2017年11月に、[腕立て伏せ]をしようと決意しました。もちろん健康を維持することが目的です。さっそくトライしたところ、5回ほどで腕が折れそうな予感がし、心臓から「このままだと止まるぞ」と警告を受けました。
 しかし、そんな脅しに負けるようなわたしではありません。とにかく[粘着質]だけは相当程度に自信があるのです。そうこうするうちに10回はいけるようになり、1年たつとさらに意欲が高まりました。
 そして3年半後、今朝も25回ほど[軽く]こなしました。その成果は胸囲、いや驚異的で、わたしの人生でもっとも胸板が厚くなってしまいました。みなさんにお見せできないのが残念ですが…。
[受電率5%][83] 2021/05/24 Mon 7824 昨日[76]の続き
 年齢が対象外なのに、チェックなしをいいことに[抜け駆け]を狙う。熊本市には、そんな困った人がほとんどいなかったと推測してホッとした。わたしは[余計な心配]をしたのである。
 ただし、電話は大パニックで、80歳以上に限定した2日目でも、[受電率5.0%]だったという。最大120人体制でこの数値は何ともやるせない。しかも、フリーダイヤルの掛け違いが多発しているというから、ヤレヤレである。かくして2日間では予定数に達せず、予約は3日目まで繰り越された。
トラブルや不祥事も…[82] 2021/05/24 Mon 7823 5月21日[72]の続き
 世の中を見ていると、「歴史は繰り返される」どころの話ではない。いまや「トラブルや不祥事は繰り返される」と言うべき状況がある。それも同じ組織で[繰り返される]となれば、その 深刻さは半端ではない。
 東京電力が原子力規制委員会から柏崎刈羽原子力発電所の運転禁止命令を受けた。これは、同じ組織で[繰り返される]代表的なケースである。福島の大事故を踏まえれば、どんなことでも問題視される立場にあることは全員が認識しているはずである。それにも拘わらず、運転を禁止されるほどの重大事態が起きるのはどうしてなのか。
 レビンのB=f(P,E) を援用すれば、それは[人間と組織]の相互作用の結果である。
ことごとく、みんな[81] 2021/05/24 Mon 7822 昨日[77]の続き
 ほんのちょっとだけ採血をして、体内を流れる[すべて]の血液の状態を推し測る。まことにスマートな方法である。このごろは、[コロナ・ワクチン]が入った大量のビンが次々とケースに入れられている画像が流れる。ここで、[すべて]のビンから液体を取り出して、規格どおりであることをチェックするわけにはいかない。しかし、「だから問題ないと信じるしかないのよ」では無責任の権化となる。
 この[すべて]には[悉皆]が対応している。
 【悉(音)シツ:残すところなく全部に及ぶこと。きわめつくす。ことごとく。[新漢語林]】 【皆(音)カイ:みな。すべて。ことごとく。残らず。[同]】
 そこで「全数を対象にした調査」は「悉皆調査(シッカイチョウサ)」と呼ばれる。
[KISSの日][80] 2021/05/23 Sun 7822 
 今日23日は[KISSの日]です!そもそもは、1946年5月23日に公開された映画「はたちの青春」で、[キスシーン]がはじめてこの世に出たことによっています。それまでも、[シルエット]による表現はあったらしいのですが…。
 まだ敗戦から1年が経っていない時代のことです。そのころ情報検閲をしていたGHQから指導があったという話には笑ってしまいました。GHQのトップだったマッカーサー元帥が米国の公聴会で、「われわれの文明がが45歳とすれば、日本人は12歳程度の少年だろう」と語ったことも思い起こされます。
人ができないことをする[79] 2021/05/23 Sun 7821 
 「人ができないことをする」といっても、それに「困ったこと」は含まれないとする。そう言うと、「お前さんが考える[困ったこと]をすべての人間が納得し、合意する定義をしろ」と攻め立てられると「困って」しまう。そのあたりは曖昧なままでパスさせていただいたとしよう。
 わたしは、「人ができないこと」として、「基本的あるいは常識的、さらには全員が、もとい、[一応、多くの人]が当然だと思っていること」を挙げたい。
[残念な予言物語(4)][78] 2021/05/23 Sun 7820 昨日[74]の続き
 「ヒョウタン島」が登場した講演メモにある[Stop the 〝日本崩壊〟]は懐かしい。わたしは、世紀の変わり目のころ、[日本崩壊]をキーワードにしていた。これを最初に使ったのは、天草の三角町で、2001年11月22日に開催された「家庭教育学級」における講演においてである。当日の演題は「親と子どものスムーズ・コミュニケーション」としている。
 このまま放っておくと日本は危うい。しっかり未来を背負う子どもたちを育てようと絶叫したっけ…。
[ドック]のデータ[77] 2021/05/23 Sun 7819 5月17昨日[73]の続き
 [人間ドック]の結果報告書には、さまざまなデータが記載されている。その中でも、[血液]や[腎機能]の数値は、健康を維持・改善するために重要な指標になる。
 ところで、こうした結果のデーターのもとになる血液は[ホンの少量]を採るだけである。これで[体内]を一瞬たりとも休む暇なく巡っている[わたしの血液]の状態がわかるのだろうか。それが疑わしいとしても、[全血液]を採られては命がなくなる。
 ここで、[母集団]のタイトルを付けた19日の翌日から脱線しまくっていた[統計]の話に戻りはじめた予感がする。
[余計な心配]だった?[76] 2021/05/23 Sun 7817 5月17日[59]の続き
 熊本市では、先週の17日は85歳以上、18日に80歳以上に限定した[ワクチン予約]を実施した。受付の際に「生年月日などを確認しない」とされていたから、[約束破り]がいるのではないかと、17日の本コラムで[余計な心配]をした。
 しかし、予約は[予定数に達しなかった]らしく、19日まで延長したという。こうしたことから、熊本市民には「要請を無視する」「抜け駆けを狙う者」が1人もいなかったか、いたとしても無視できるほど少なかったと推測される。その点では、わたしの心配は杞憂だったように思えるのだが…。
 
[1万人に1人][75] 2021/05/22 Sat 7816 昨日[72]の続き
 「コロナ」の感染者数が全国的に増えてきた。昨夜23時55分の時点で、[累計:710,654人]、[死亡者数:12,176人]である(JX通信社)。死亡者数は人口10,000人に1人になった。この数値は今後も増え続ける。インフルエンザによる死者数は2018年が3,325人、昨年の交通事故死者数は、2,839人である。こうした数値を見ると[新型コロナ]の深刻さがわかる。
 昨年に続いて、私の予定もキャンセルあるいは延期が出はじめた。先日、「教員免許更新講習」の事務局から、[リモート対応が可能か]との問い合わせがあった。
[残念な予言物語(3)][74] 2021/05/22 Sat 7815 昨日[71]の続き
 「ヒョウタン島物語」の脚本を書いた正確な時期はわからないが、講演メモで初めて登場するのは、[2002年9月4日]である。この日は労働衛生研究会主催の講演会で、演題は「労働衛生の現場における組織と人間 -人間行動の心理学-」だった。おそらく、半年くらい前から話のネタとして[イメージ]ができていたのだと思う。
 メモには、[1.STOP the 〝日本崩壊〟]との項目を立てた中に、「1)日本人の情緒不安定:日産ゴーン社長(99.10.19)/マツダMark Fields 39歳(ニュース・ステーション(00.2.21)/〝傲慢〟と〝懺悔〟 2)こころの退化と集団自殺:カムチャツカ半島… / 開高健「パニック」の記憶 / 笹の花120年 / ネズミの集団自殺 / ダーウインの進化論 / こころの退化 / 小さな親切運動… / 日本人の集団自殺 / moral & morale hazard / 成熟社会と人間的側面 / Psycho-nomy」などが記されている。
[ドッグ]は保険[73] 2021/05/22 Sat 7815 昨日[70]の続き
 わたしの母は手術ミスで47歳で亡くなった。そんなこともあって、わたしは36歳のときから人間ドックを年中行事としてきた。定年までは共済組合の補助があったが、その後は全額負担である。しかし、それは仕事を続けるための保険である。とくに胃がんや大腸ガンは早期発見がものを言う。わたしにとって[ファイバー系]は[趣味]の域に達しているが、幸いも、現時点では良好な状態を維持している。
そもそも人類は…[72] 2021/05/21 Fri 7814 昨日[69]の続き
 「歴史は繰り返される」という[言]は、「人類は[学習しない]」ことと[同義]である。
 Peter Sengeの[学習する組織:The Fifth Discipline: The art and practice of the learning organization,1990]は、わが国でもロングセラーになっている。その書名に[学習:learning]が付いているのをだれも不思議に思わない。それどころか[流行語]にすらなるのだから、彼の国も含めて、そもそも「組織は学習しない」ものなのである。
 それは、「基本的生活習慣」ということばがなくならないのは、われわれが、そもそも「基本を守らない特性」をもっているのと同じである。
[残念な予言物語(2)][71] 2021/05/21 Fri 7813 昨日[68]の続き
 自称[世界最短の脚本]のあとに、つぎのような一文を追加した。
 この「ヒョウタン島」が日本であることは、ほとんどの人が分かるだろう。このまま放っていたら、「カムチャツカ半島のヒョウタン島物語」は現実のものになるのではないか…。
 これは、2003年に発刊された、熊本大学教育学部附属中学校の文集「結晶」の序文の原稿である。当時、わたしは同校の校長で、この[物語]を生徒や保護者たちに直接話した。
[講習]と自然災害[70] 2021/05/21 Fri 7812 昨日[67]の続き
 昨年度の[教員免許更新講習]は荒波に揉まれた。それは[コロナ]ではなく、自然災害の波である。球磨川の氾濫は全国ニュースになったが、わたしも人吉での講習が中止になった。さらに台風の影響で八代会場の予定もキャンセルされた。いずれも地元での講習が[売り]だったが、熊本大学に会場を振り替えた。そのため、早朝に家を出たという受講者もいて申し訳ない気持ちになった。それでも、福岡教育大学は講座を中止したから、ほぼ予定通りで実施できたのは幸いだった。
 まだ[コロナ]が治まらないまま、今年も楽観できない状況が続く。
[繰り返される]のは[69] 2021/05/20 Thu 7811 5月18日日[58]の続き
 「歴史は繰り返される」は人類を対象にしている。いや、それには「組織や個人」も包含される。ただし、組織はまだしも、個人の場合は、[歴史]という用語は大きすぎるか。
 ここで、「繰り返される」のは[すばらしいこと]ではなく、[まずいこと][困ったこと]がほとんどである。わたしは少なくとも肯定的な意味合いで聴いたことがない。それは[戦争」や[紛争]、[民族抑圧]などなどだ。これを組織や個人に適用するなら、[避けられ事故]や「不祥事」から、[小さなトラブル]、さらには[権力闘争]といったものまで、こちらもいろいろある。
[残念な予言物語(1)][68] 2021/05/20 Thu16 7810 [66]の続き
 わたしは、今世紀の初頭に、自称[世界最短の脚本]を書いた。
 どこかで、だれかの話し声が聞こえる…。「おーい、世界地図を見てごらん」「なあに」「ほら、ユーラシア大陸の東の端に大きな半島があるだろう」「カムチャツカ半島だね」「そうさ、その半島の下に『ヒョウタン』のようにぶら下がってる島国があるよね」「うん」「この国ってさ、20世紀の終わりころまでは、経済的にもけっこう豊かで、発展途上の国にも援助してたんだって」「へー、そうなの、ちっとも知らなかったなあ」。どこかで、だれかの話し声が聞こえる…。[註:原作者の許可を得て、柱・ト書き等を省略]  
[続き]のつもりが…[67] 2021/05/20 Thu 780昨日[63]の続き 
 定年退職して8年目を過ごしている。この間、5年は再雇用として熊本大学に所属していた。それも70歳になった年度で完全退職となった。ただ、[教員免許更新講習]の担当は続いていて、今年度は1日6時間の8回を引き受けている。「対人関係スキルアップ・トレーニング」と「学校における危機管理の社会心理学」の2本立てである。講習がスタートしたのは2009年度だが、熊本大学はその前の年に[試行]をした。わたしはそのときからのお付き合いだから、今年で14年目になる。
 [母集団]の[続き]のつもりが、あらぬ話題に嵌まってしまった…。 
[劣壊][66] 2021/05/19 Wed 7808 
 夜中に、ふと[劣壊]という二文字が頭に浮かんだ。一応は、[想定外]と呼べるであろう[コロナ禍]という危機的状況において、この国は混乱の極みにある。
 水分子[H
2O]は温度の変化で[固体・液体・気体] の三つの状態[三態]をとる。常温時は文字どおり平常で平穏だから自然に過ごせる。しかし、気温が零下や沸点を超えるとそうはいかない。そこで[危機管理能力]が問われるのだが、それが大いに危ういのである。「この国は大丈夫か」。そんな思いが潜在していて、ふと[劣壊]の文字が見えたのである。
人生末期の[依存症][65] 2021/05/19 Wed 7807 
 映画の[クリップ=細切れ視聴]の公式化はわたしに依存症を引き起こしてしまいました。つまりは、それが[やみつき]になったのです。人生末期の依存症はまことにタチが悪く、由々しき大問題だと自覚せざるを得ません。とくに、たまたまモノクロの旧い映画、それは片岡千恵蔵主演の探偵多羅尾伴内シリーズですが、これを観たばっかりにとんでもないことになったのです。前世紀の懐かしき作品が当方の意志とは関わりなく目に飛び込んでくるのです。
[リモート版研修]の反応[64] 2021/05/19 Wed 7806 
 ある団体から、[リモート版研修 受講者]の感想文が届いた。このときは[Zoom]だったが、それなりの評価を得ることができた。いつもの自慢話(?)だから、パスされることをお勧めしたい…。
 ・ 今抱えている現状に突き刺さる講義で、とても興味深く、納得いく内容でした。⇒仕事に対する問題意識をもっていることで、当方の話が受け入れられたのだろう。
 ・ 自分の仕事だけに限らず、広い視野で人材管理・組織管理について考える事が出来た。⇒わたしは受講者個々人の仕事を理解していないのだから、一般的なことしか伝えられない。これを「広い視野」と表現されたのだからありがたい。
 ・ 刺激になる言葉をたくさんいただきとても印象に残った。⇒わたしは[ことば遊び]を含めて、あれやこれや言いまくる。それらを「刺激になる言葉」と言われれば、嬉しくなるのは当然である。
[母集団][63] 2021/05/19 Wed 7805 昨日[60]の続き
 統計を考える際に、[母集団:population]というキーワードが重要になる。[母なる]集団である。
 英語の[population]と聴けば、まずは[人口]を思い浮かべるが、[the population] で、[(一定地域の)全住民、市民]を指す。さらに[統計]の項では、[母集団⇒統計的研究の対象となる固体の集団]となる。そして[生態]の視点からは、[(1)個体群:同じ地域の同じ種または系統の固体の集まり。(2)集団:共通の遺伝子を持つ固体の集まり。(3)個体数:同じ地域の同じ種または系統の個体数]などとなる(いずれもランダムハウス英和大辞典)。
 かくして、[母集団]とは、すべてを包み込む[集団]なのである。
[回顧録(7)]卓上演習と対策[62] 2021/05/18 Tue 7804 昨日[58]の続き
 米国では、1998年3月に、国家安全保障会議のメンバーが閣僚を40名ほど集めて、天然痘ウイルスや化学兵器などによるテロ攻撃に対する卓上演習を行った。その結果、対応に時間がかかり過ぎて多くの命が失われることが判明した。
こうしたことから、4年間で20億ドルの予算計上が提起されたのである。演習の内容がどれだけ報道されたのかわからないが、閣僚が40人も集まるのだから極秘だったとは考えにくい。また、こうした対応をしているという事実の公開は、一定の牽制効果をもつだろう。
愚かさの[予言]?[61] 2021/05/18 Tue 7803 昨日[57]の続き
 われわれは、「歴史は繰り返される」という[言]をどう受け止めるべきなのだろうか。それは、「人間は愚かな事を繰り返すから気をつけなさいよ」という警告なのか。そうであれば、これは[箴言]と言える。
 しかし、「人間はそれでも同じことを繰り返している」とすれば、せっかくの警告は2000年以上にわたって活かされていない。それは、「人間がそれほど愚かな生き物」であり続けることを予言しているようにも聞こえる。 現実と対面すれば、そう受け止めざるを得なくなるのが嘆かわしいけれど…。
調査というもの[60] 2021/05/18 Tue 7802 5月13日[42]の続き
 調査はデータを収集して集約するだけでは意味がない。それが[何らかの役に立つ]ことが求められる。そもそも、あらゆる調査は[現状・実態を知る]ことで、[現在あるいは今後の対策]を立てるために実施される。単なる数値の遊びではないのである。
 調査といっても、その対象、規模など様々である。人間に直接関係のあることもあれば、宇宙に関わるものがあってもおかしくない。そして、調査はその規模の大小を問わず、基本的にコストがかかる。調査の目的が、[現状・実態を知る]ことにあるのだから、教師が実施するクラスのミニテストも広義の調査に含まれる。
大丈夫かなあ…[59] 2021/05/17 Mon 7801 昨日[54]の続き
 ワクチンの予約殺到で、熊本市は方針を変更し、本日17日は85歳以上、明日は80歳以上に絞って受け付けるという。そもそも、国の手引きでは対象者を年齢などで絞り込む混雑回避策を提示していた。市議会からも同様の意見が出ていたようだ。
 これに対して市は、「基礎疾患がある人もおり、年齢だけが優先順位ではない」と説明していたという。その結果が、「高齢者は誰でもOK」では合理的な対策になっていない。今回も、「受付の際は生年月日などを確認しない」のだそうな。わが家はもちろんアクセスしないが、そんな対応で大丈夫かなあ…。(5:48am)
[回顧録(6)]わが国の[危機管理][58] 2021/05/17 Mon 7800 昨日[52]の続き
 クリントンの[マイライフ]には「1995年に東京で起きた地下鉄サリン事件以降、国家安全保障会議…のグループが、生物・化学テロ防止にいっそう重きを置いた計画作りに着手した」と記されている(翻訳版P498)。
 これが1998年である。こうしたアクションは秘密にされる部分も多いと推測する。それでも、民間人に対する化学物質によるテロという歴史的な[サリン事件]が発生したわが国の[危機管理]は、その後どうなったのだろう。
[歴史は繰り返される][57] 2021/05/17 Mon 7799 昨日[54]の続き
 「歴史は繰り返す」と言われる。古代ローマの歴史家クルティウス・ルフスの言だとされる([故事ことわざ辞典] ただし、[広辞苑]は「ツキジデスの[歴史]に由来するとされる」と記述)。歴史の主人公は人間だから、「歴史は繰り返される」の方が責任の所在がはっきりするだろうか。
 いずれにしても、古代ローマは紀元前の世界だから、2,000年以上前に、それまでの分析をもとに将来の的確な予測をした人間がいるのである。先に言ったものにはどんなにひっくり返ってもかなわない。「時間の流れは繰り返さない」のだから…。
生きる基礎は…[56] 2021/05/17 Mon 7798 
 人は食べなければ生きていけない。しかも、食いだめには限界があるから、毎日食べる必要がある。そうしないと食べ物を求める活動すらできない。そこで、まずは食べることが最重要課題になる。
 「人はパンのみにて生くるものに非ず[旧約聖書]」とは言うものの、「されど、パンなくしては生くることかなわず」なのである。[欲求5段階説][自己実現]で知られるアブラハム・マズローはその基礎に[生理的欲求]を置いた。カール・マルクスは[経済]を[下部構造]と呼んで、人間活動の基礎とした。それには、政治に法律、道徳、宗教、芸術などなど、あらゆる領域が含まれる。
 もっとも、マルクスまで言及するまでもなく、わが[慣用句]にも「腹が減っては戦はできぬ」「花より団子」「絵に描いた餅」なんてものがありますよね。
 
毎朝の旅立ち[55] 2021/05/16 Sun 7797
 今日は[旅の日]とされる。1689年(元禄2年)のこの日、松尾芭蕉が[おくのほそ道]の旅へ出た。わたしも松島や白河、石川県の那谷寺、山中温泉などに出かけたことがある。しかし、いまや[コロナ禍]の[巣ごもり]で、[旅]には縁遠くなった。ただし、わたしは[トイレ]も[2.6㎡の無限空間]であることを強調したばかりである。毎朝が[旅立ち]であり、体内のもののが[旅立つ]のを見送りながら楽しい一時を過ごす。 
[常識]以前[54] 2021/05/16 Sun 7796 5月14日[45]と昨[49]の続き
 1976年12月21日、1等1000万円の年末ジャンボ宝くじが発売された。これを購入しようとした群衆が売り場に殺到する。その中で、福岡市と松本市では、それぞれ一人が死亡、多くの負傷者が出た。福岡は平和台球場が会場だった。
 それから55年が経過しても、こうした人間の行動傾向は変わらない。今日では、電話やネットでのアクセスが殺到して大混乱を引き起こすことは、考える以前の[常識]である。それを前提にして対応策を練るのは、[常識以前の常識]と言える。
 
自宅のカギも…[53] 2021/05/16 Sun 7795 昨日[48]の続き
 軍事費は[不信によるコスト]のもっとも代表的な実例である。これが必要でなければ、地球上の全人類が食べていけるのではないか。しかし、現今の状況では、これがますます増大していくとしか思えない。それどころか、軍事費は地球を越えて宇宙にまで拡大している。
 われわれの日常生活も、[不信によるコスト]にあふれている。そもそも、自分の家にカギをかけることからして、他者に対する[不信]が要因になっているのである。
 
リスク評価と対応[52] 2021/05/16 Sun 7794 昨日[51]の続き
 クリントン政権が発足した1993年2月には、ニューヨークの世界貿易センタービルで爆破事件が起きた。このビルは、それから8年後に、航空機を激突させるテロで破壊される。さらに、「ロシア人亡命者の口から、ソ連が炭疽菌、天然痘、エボラウィルス、その他の病原体を大量に保管」していることが明らかになったという。
 そうした流れの中で、専門家グループから「とりわけ天然痘ワクチンを備蓄し、遺伝子工学を利用してさらに効果的な医療品やワクチンの研究開発に取り組むべき」との提言を受ける。その予算として4年間に20億ドルとの数値も含まれていた。その年の[ドル/円レート]は[1$:101円から125円]だから、[110円]として、2,200億円である。国の置かれた状況や財政規模は単純に比較できないが、アメリカが[リスクを評価し、対策を立てる]ことは疑いない。
 
[回顧録(5)]可能性の予測[51] 2021/05/15 Sat 7793 昨日[45]の続き
 クリントン大統領は、バイオテロの可能性を深く憂慮していたという。現存するワクチンや医療品に遺伝子操作によって耐性を持つ兵器が使われる可能性を考えたのである。そこで、分子生物学者に、将来「テロリストたちが合成遺伝子を開発したり、既存のウイルスを組み換えたり、天然痘を他の致死性ウイルスと組み合わせて特性を強めたりすることができるようになるのか」と問うた。その答えは予想どおり(?)[Yes]だった。 
書いときゃ、よかった[50] 2021/05/15 Sat 7792 昨日[44]の続き
 何を言っても、所詮は後出しの文句に過ぎなくなることが多い。だからこそ、文章的なできは措いて、頭によぎったことは本コラムでアップする気持ちではいる。「われこそが先に考えていたんだぞーっ」と絶叫するつもりはないが、「わたしだって同じことを考えていましたよ」くらいのアピールはしたい。それに、「人のアイディアをパクるな」といった批判を避けることもできる。そんな思いでいるものの、「うわっ、書いときゃあよかった」体験はけっこうある。このところの[ワクチン騒動]もその一つである。 
[不信]のコスト[49] 2021/05/15 Sat 7791
 [不信]による[コスト]は、計算できないものを含めれば、天文学的数値になることは疑いない。それも[桁違い]の「天文学的数値」である。ここで計算できないものには、[意図的に隠されているもの][よくわからないもの]だけでなく、[心理的なもの]も含まれる。その典型が[軍事費]である。ストックホルムの[国際平和研究所(SIPRI) ]によれば、2020年度における世界の軍事費は、1兆9810億ドル(約214兆円)だという。これが1年間の額だから、見ただけでも気が遠くなる。 
種痘記念日[48] 2021/05/14 Fri 7790
 今日は[種痘記念日]である。それは[ワクチンの日]と読み替えるべき日でもある。イギリスの医師ジェンナーは1796年の今日、近所に住んでいた8歳の男児に天然痘を接種した。わたしは子どものころ、こうした一連の事実を、おそらくは漫画で知った。ジェンナーが発表した論文は、はじめのうちは学会で認められなかった。古今東西、よくある話だ。そして1980年にはWHOが[絶滅宣言]をした。
 ジェンナーから225年、[ワクチン接種]で右往左往している国がある…。
 
不安材料[47] 2021/05/14 Fri 7789 5月1日の続き
 現在の科学力では地震発生の確率は出せても、詳細な予測はできない。首都圏で直下型地震の発生確率は、今後30年間で70%だという(NHK 2019/11/25)。こまかいことは措くとして、それがオリンピックに重ならないという合理的な根拠はない。東京オリンピックの開催が決定したとき、わたしはこのことが大いに不安になった。とにかくいつ何時、どこで起きるか予測できないのだから、もう運を天に任せるしかないのである。 
[回顧録(4)]危機対応の発信[46] 2021/05/14 Fri 7788 5月11日[36]の続き
 1998年5月、クリントン大統領(当時)は海軍兵学校の卒業式に出かけた。
 そこで、「巧妙な国際テロ組織に対処するにあたって、積極的な取り組みの青写真を示した。代表的なものとしては、電力及び給水システム、警察、消防、医療機関、航空管制、金融機関、電話網、コンピューターネットワークなどが狙われた場合、それを察知し阻止し、防御するための計画案や、生物兵器の使用と拡大を防ぎ、そういう攻撃から国民を守るための相互協力案など」について語った(回顧録「マイライフ」翻譯版P496)。
 これは卒業生へのことばだが、明らかに公的なメッセージである。
予約申込の混乱[45] 2021/05/14 Fri 7787
 ワクチン接種の予約申込が殺到し、各地で混乱が起きている。こうした事態が起きることを予想できなかった人がいるのだろうか。人は様々であり、[3シグマ]とレッテル張りするのは問題ではあるが、世の中には「予想しなかった」と言う人もいるにはいるだろう。ただし、わたしはその数はきわめて少数だと推測する。だから、自分も申込開始日にネットでアクセスして、すでにアウトになっていることを確認して大いに笑ったのである。 
2.6㎥の無限空間[44] 2021/05/13 Thu 7786
 わが家のトイレの「幅・奥行き・高さ」を測り、掛け算したところ、2.6㎥だった。マンションのトイレは、幅80㎝×奥行き120㎝が一般的で、約0.4坪だという(LIXIL HP)。これには高さが勘定に入っていないが、わが家も平均的な空間のようだ。毎朝、ここが無限の宇宙と化す。わたしは、少なくとも3種以上の書籍を持ち込むことを習慣にしている。そのうちの一つは英語物で、カシオのミニ電子辞書[PW-S7200 ]がお供として着いてくる。 
半世紀前の記憶[43] 2021/05/13 Thu 7785 昨日[40]の続き
 戦後、経済が右肩上がりに伸びてきたわが国にとって、[石油ショック]は最大の危機だった。その状況で、[研修]が[いの一番]にカットされたのは当然だった。それにもかかわらず、[ヤマハ発動機]は1973年の嵐の中で4回の[リーダーシップ・トレーニング]を導入したのだった。
 そして、いま[コロナ禍]でもっとも打撃を受けている業界の一つで、[リーダーシップ・トレーニング]を実施している。もちろん、[リモート]である。最初にトレーニング依頼のメールを見たとき、わたしは自分の目を疑った。詳細は控えるが、それが私の1973年の記憶を鮮やかに蘇らせたのである。
 
[Σ]の[なるほど感][42] 2021/05/13 Thu 7784 昨日[39]の続き
 [Σ]はギリシャ文字ではあるが、それには歴史があるだけでなく、英語のアルファベットとは見栄えが違っている。しかも、[形]として[かっこ]いい。もちろん、これはわたしの主観だが、とにかく[記号]としてもってこいの感じがする。数学の記号が何個あるのか知らないが、学校教育にも登場するものの中で、スマートな[Σ]は金メダルだと思う。
 学校では、[総和:summation]を意味するから[Sのギリシャ文字]を使うのであって、単なる[かっこ]よさが理由でないことをはっきりと教えてもらう必要がある。学びには[なるほど感]が欠かせない。
 
[危機]への対応[41] 2021/05/12 Wed 7783 4月9日[10]の続き
 
平和で何事もないとき、人の心は落ち着いていて静かに過ごすことができる。しかし、そんな環境が激変したとき危機が一気に押し寄せる。これに適切な対応ができなければ、生存が脅かされることもある。
 類人猿で、われわれの親戚であるチンパンジーは先のことを心配しないらしい。そんな彼等に[予防]という観念は生まれない。危機が起きれば、おそらく[本能的]対応をするのだろう。選択肢はそれしかないのである。その代表は[その場から逃げる]ことだと推測する。
 
[Rising Sun]の[Sunset][40] 2021/05/12 Wed 7782 昨日[37]の続き
 1973年の[石油ショック]では、日本は諸外国を尻目にうまく乗り切ったと評価された。まさに、[Japan as No.1][21世紀は日本の世紀]と外の人間たちから言われ、自分たちもその気になった。まさに[Rising Sun]の面目躍如だった。
 そして、21世紀も20年を超えた今日、こうした状況を知るものの方が圧倒的に少なくなった。太陽には雲がかかり、それも暗雲と化して日射しは遮られつつある。先が見えない状況になって、すでに久しい。ただ[Sunset]を待つのみの様相を呈してきた。
[記号]の違い[39] 2021/05/12 Wed 7781 昨日[35]の続き
 同じ[記号]でも、数学で使う[記号]は基本的に万国共通で、[同じ意味]として理解される。文字どおり[一義的]なのである。
 これが[ことば]という[記号]になると、そうはいかない。お互いに異なる言語同士は[辞典]が必要になる。それも[おおよその意味]しか伝えられない。そもそも一方には[ないことば(概念)]もある。
 その事情は同一の言語でも変わらない。その程度に差があるだけだ。だから、[辞書]が必要になる。[辞書]には[いくつかの意味]が記されている。たとえば、【あっけない:物事が思ったより貧弱、簡単で、もの足りない。また、予期に反して簡単で張り合いがない(精選版 日本国語大辞典)】といった具合である。
 
[ないない]づくし[38] 2021/05/11 Tue 7780
 あっけない、いたたまれない、こころもとない、こりゃあいけない、さきがない、しようがない、しょせんない、すべない、せつない、せんかたない、たまらない、たよりない、だらしない、とっけもない、とんでもない、とほうもない、とめどない、とんでもない、はてしない、ふがいない、みっともない、めんぼくない、ものたりない、やりきれない、やるせない…。夏場所2日目にして3大関が[1勝1敗]。もう「ことばがない」けど、「ほっとけない」よおーっ…。 
[コロナ禍]と[石油ショック][37] 2021/05/11 Tue 7779 5月7日[23]の続き
 わたしの[ヤマハ発動機におけるトレーニング物語]は、一応の区切りをつけた。これを書き始めたきっかけは、現在進行中の[コロナ禍]が[1973年の石油ショック]に繋がったからだった。「そう言えば、あのときは[研修]どころじゃなかったよなあ…」。そんな記憶がわたしの頭の中に蘇ったのである。社会環境、とりわけ経済が厳しくなると「研修どころじゃない」となる。それは[入りと払い]が適切なバランスを取らなければ存続できない組織として当然のことである。  
[回顧録(3)]時間経過の意味[36] 2021/05/11 Tue 7778 昨日[34]の続き
 クリントンの「マイライフ」は出版から15年以上が経過している。それだけ時間が経つと、その活字群に興味深い意味が加わる。そこに書かれているほとんどのことを、今日の視点から評価・検証できるからである。
 ただし、それは「本人の視点」からのものだから、そのほとんどが[あれもやった、これもやった]物語である。また、[○○がこんなひどいことをした]といった批判も満ちあふれている。これに対して反論が[あったのかどうか]もわからない。もちろん[あった]に違いない。
  
[記号]だらけ[35] 2021/05/11 Tue 7777 昨日[32]の続き
 数学で出てきた[Σ]は、ギリシャ文字を記号にしている。しかし、記号は数学だけではなく、社会の地図でも使われる。いやいや、われわれがシンボルとしているものはすべて記号である。そもそも、朝から晩まで、夢の中でさえ欠かせない[ことば]が記号の代表選手なのだ。
 やれやれ、つい興奮して、昨日と同じことを書いてしまった。ともあれ、人間は記号なしでは生きていけないのである。ただし、数学で使う[記号]と[ことば]との間には決定的な違いがある。ことばが生み出す心象あるいはイメージは個々人で[すべて異なる]が、数学の記号は、その約束事を了解すれば、洋の東西、歴史を超えて[唯一つ」しかないのである。
 
[回顧録(2)]その真実性[34] 2021/05/10 Mon 7776 昨日[31]の続き
 クリントンの回顧録は原題[MY LIFE 2004]、翻譯版の帯には「前大統領が驚くほど率直に語った!」と記されている。その内容は[本人の主観]によるものだから[歴史]とは言えない。ましてや[事実]であるかすら、おそらく[本人]も含めてそれを[実証]することはむずかしい。しかし、それは大統領の[回顧録]に限らない。そもそも[歴史]とは[勝者が書くもの]というのは常識である。それを前提にして読むと、これがまことにおもしろい。  
[AI]は、案外と…[33] 2021/05/10 Mon 7775
 知人から「私のアドレスから発信したメールが、特にgmail系のアドレスで[迷惑]として扱われるようです」というメールを受け取った。その原因は、[gmailの迷惑判定AI]にあるらしい。そして、「AIを修正することは、基本的に不可能らしく、できるのは学ばせることだけ」らしい。つまりは、該当するメールを「迷惑フォルダ」から「受信フォルダ」に移動することを通して学習させるしかないのである。なあんだ、「AIって、案外といい加減[AI]」なんだね。  
[代表値]とは…[32] 2021/05/10 Mon 7774 昨日[29]の続き
 そもそも[記号]は数学だけのものではない。日常で使っている[ことば]からして[記号]そのものであり、[代表値]なのだ。
 たとえば[犬]は、かつて存在した[イヌ]、いま生きている[イヌ]、さらにこれから未来永劫に亘って存在し続けるであろう[イヌ]のすべてを[代表]している。もちろん、物語や夢に登場するものも含まれるから[実在]しているかどうかすら問わない。
 辞書では、【代表値:統計調査によって得られた資料の特徴、傾向を示す数値(精選版 日本国語大辞典)】と、[値]にこだわった語義が記されているが、[イヌ]という[ことば]はりっぱな[代表値]ではないか。
 
クリントン回顧録(1)[31] 2021/05/09 Sun 7773 
 アメリカの元大統領クリントンの回想録「マイライフ」(朝日新聞社 2004年 上下2巻)はあわせて1500ページを超える。大統領だった2期8年間を「本人の視点」から見た記録である。彼が大統領になったのは1993年1月で47歳だった。その後、2000年まで大統領を務めた。回想録は翻訳が出版されたと同時に購入して、上巻はすぐに読み切った。これに対して下巻は本棚に眠ったままだったが、先だってふと気が向いて読み始めた。 
余計な心配[30] 2021/05/09 Sun 7772 昨日[28]の続き
 [ワクチン接種予約]が直接できる病院は市のホームページでわかるというのでサーチした。リストの中に「医療機関でのみ受付。かかり付け患者様は医療機関に直接お尋ねください」と記されたところがあった。まことにお節介ながら、「これって、個々の病院に電話がかかりっぱなしになるんじゃないの」と心配になった。そもそも「かかり付け」の意味ははっきりしているのか。その点を確かめる人が問い合わせをしないかなんて、やっぱり余計な心配だよね。 
[なあるほど]感[29] 2021/05/09 Sun 7771 昨日[26]の続き
 数学で使う[Σ]はアルファベットの[S]である。英語で[合計]は[summation]であることから、その頭文字[S]にあたるギリシャ文字の[Σ]で表現する。いま学校でどんな教え方をしているのか知らないが、「こんなネタ話」からはじめてほしいと思う。われわれの世代には、[Σ]に対して[見ただけで忌避症]の人たちがいる。最初に、「なあるほど、だからΣ記号なんだあ感」があれば、[忌避症]の発症を少しは抑制できるのではないか。
[予約]の疑問[28] 2021/05/08 Sat 7770 昨日[19]の続き
 予行演習の成果はあったが、いくつかわからないことが出てきた。まずは、リストに挙がったのは個別の病院のみだった。広報によれば、熊本城ホールをはじめとして集団接種の会場が設置されるとされている。これがリストに出ないのである。まだ準備ができていないのだろうか。また、地元のニュースによれば、「100ほどの病院」では個別に直接電話で予約ができるとのことだ。おや、おや、これは知らなかった。それはいいけれど、[できる、できない]ところがあると、また混乱しないかなあ…。 
[赤ひげ][27] 2021/05/08 Sat 7769 昨日[24]の続き
 黒澤と三船のコンビは「赤ひげ」で解消された。主役の三船はそれまでの浪人から打って変わって、謹厳実直な医師になった。これまた、[途中休憩]が入る超長編だが、人間としての理想、あり方を追求し、提言する傑作だと思う。生死の境を漂う子どもの回復を願って女たちが井戸のそこに向かって、その子の名前を絶叫するシーンがある。井戸の中から彼女らを見上げたカメラはそのまま井戸の底へ向かう。女たちが写った水にしずくが落ちで波紋が拡がる。その映像は「羅生門」で太陽に向けられたカメラとならぶ最高品質のシーンだと感動した。
[Σ]の威力[26] 2021/05/08 Sat 7768 昨日[22]の続き
 その昔、高校の数学で「Σ(シグマ)記号」が出てきた。これはギリシャ文字で、アルファベットの「S」に対応する。と言うより、そもそもは[S]が[Σ]に由来している。
 たとえば複数の数値を[
i]で代表させると、[123]なら[i]は[ 1から3]を示す。この[代表]という発想がすばらしいのである。まずは、[i]の個数だけ[+]でつながなくていい。これが多くなれば、それだけ長い式が必要になる。それどころか、[i]は[無限大]まで広げることができる。
 その記号[∞]は、かつて一世を風靡したテレビ番組「ベン・ケーシー」のオープニングに出てきたことが懐かしい。黒板にチョークで[男・女・誕生・死亡、そして無限]と記号が書かれてからテーマソングが流れた。日本では1962年から放送されたというから、わたしが中学生のころである。ともあれ、[Σ]だけで無限大まで含めた[総和]を表現できるのだから、記号の威力は絶大だ。
 
[予約]の予行演習?[25] 2021/05/07 Fri 7767 昨日[21]の続き
 昨日は12時を回ったので、お試しに「ワクチン予約サイト」にアクセスしてみた。接種券の番号やパスワード、そのほかのよくある手続きはスムーズに進む。そもそもアクセスの時点で門前払いと予想していたが、その点は簡単にクリアした。つぎは個別の病院がリストアップされる。わたしはいつもインフルエンザの予防注射をしている病院にチェックを入れた。すると、目の前のカレンダーに予約可の「緑」マーク(?)はまったくなかった。つまりは、この時点で弾かれることだけは理解した。大いなる成果と言えよう。つぎの「宝くじ的チャレンジ(?)」は2週間後らしい。  
やっぱり[時代劇][24] 2021/05/07 Fri 7766 昨日[19]の続き
 黒澤明と三船敏郎のコンビは[時代劇]で際だった。現代劇も「酔いどれ天使」や「天国と地獄」「悪い奴ほどよく眠る」などけっこうあるが、「時代劇」の衝撃度が抜群である。とくに「用心棒」「椿三十郎」は豪放磊落で正義漢でもある浪人が暴れ回る娯楽映画で、単純に楽しめる。前者はクリント・イーストウッドの「荒野の用心棒(原題:Per un pugno di dollari)」でリメークされた。イタリア製でマカロニウエスタンと呼ばれた。原題は[大金稼ぎ]といった感じだろうか。  
[青二才の日記][23] 2021/05/07 Fri 776昨日[20]の続き
  [ヤマハ発動機]の[リーダーシップ・トレーニング]は全4回で、豪腕セールスプロが受講したのは最初のものだった。わたしの日記には、「これで1/4が終わったに過ぎない。第1回目の受講者にはどれだけ満足してもらえただろうか。会社は相当の費用をかけているのである。その成果がなければ無駄金を使ったことになる。そんな甘いことは許されないし、わたしの自尊心も許さない…」。自分が責任者でもない25歳の青二才が[費用]の心配をし、[自尊心]まで持ちだしているのには苦笑を禁じ得ない。もちろん、日記だから書けたのである。それも半世紀近くの時間が経過したことから、とうとうオープンにしてしまった。  
[±σ]の世界[22] 2021/05/07 Fri 7764 昨日[18]の続き
 こまかい事情はいろいろと説明がいるが、統計学では[標準偏差]をギリシャ文字の[σ]で標記する。これを使うと、[平均値0]から[±1σ]だけ離れている中に68.26%が、[±2σ]だと95.44%、そして[±3σ]なら99.74%が含まれることがわかる。
 このことから、分布の裾野の末端、左右[±3σ]に所属するのは0.26%になる。これは両側だから、左右に分ければ、それぞれ[0.13%]である。そこで、[正規分布」すると思われる事象で、[3σ]を超える[もの]が出てきた場合には、それが[奇跡]と言われることもあるだろう。あるいは、[奇跡]はあり得ないとして、データーが[正規分布]にしたがうという仮定が誤っているのではないかと疑うこともできる。
 ところで、今日ではパワハラやいじめになるが、かつては「○○さんは3σだから」などと言って、特定の人物を揶揄することもあった。とんでもない悪役にされた[σ]には迷惑なことである。
接種券と予約[21] 2021/05/06 Thu 7763 
 わが家にも[接種券]が届いた。すぐに問い合わせが殺到したらしい。当然のことである。わたしもオンラインで「予約サイト」にアクセスしたが、[現在、利用開始前です。開始時期については自治体からのお知らせをご確認ください]との表示が出た。[接種券]とともに送られてきた文書には、[開始日]の記載がなかった。この件について市長が謝罪していた。こうした基本的なことが脱落しているほど自治体も混乱しているのだと推測する。本日の[正午から開始]だが、数日はアクセスできないだろう。 
またとない体験[20] 2021/05/06 Thu 7762 5月4日[13]の続き
 超高額のレジャーボートをセールスするプロたちは、「自分のリーダーシップに関する部下評価」には敏感に反応した。この点で、わたしは「人間は同じだ」と感じたのである。もちろん、データを拒否的に捉える受講者もいたに違いない。ただ、私の日記でからは、結果を受け止めて行動変容に結びつける前向きの反応があったことがうかがわれる。このトレーニングは、わたしにとって大事な思い出というより、その後の行動に影響を与える貴重な体験となったのである。  
[七人の侍][19] 2021/05/06 Thu 7761 昨日[16]の続き
 「羅生門」で世界にデビューした黒澤映画は「七人の侍」でも衝撃を与えた。とりわけラスト10分ほどの[野武士群団との戦闘場面]はいつ見ても大迫力である。おりから叩きつける土砂降りの中で馬もろとも転倒する。力尽きた侍が泥水の中で倒れる。撮影は冬場で、口から吐く息も白い。その条件は気温13度以下らしいが、三船敏郎は撮影後に入院したと語っている。この場面がアメリカの西部劇にも衝撃を与えた。それは、「荒野の七人(原題The Magnificent Seven)」といリメーク版ができたことからもわかる。しかも、2016年には[そのリメーク]までつくられている。  
思い出の[∫][18] 2021/05/06 Thu 7760 昨日[12]の続き
 [平均値0 標準偏差1]の[正規分布]の呼び方は置くとして、これには便利なことがある。わたしたちの世代なら[数Ⅲ 積分]だが、いまも[高校数学]で大健在である。そう、あの[∫]の世界だ。その基本イメージは「関数のグラフで、ある値から別の値までの面積を求める」ことだった。
 これによって、[平均値0]から、たとえば[標準偏差1]までの[面積]を計算することができる。じつは、まことに親切な人が計算結果を[表]にしてくれているのだ。それを見ると、[1.00]は[.3413]と読める。これは、「平均値から標準偏差1までの面積が全体の34.13%になる」ことを意味している。この数値は富士山型の分布イメージだと[右半分]に当たる。そこで、[左半分]を加えれば、2倍の[68.26%]となる。つまり、「平均値から標準偏差1だけ離れている部分に68.26%が含まれる」のである。因みに、 [2.00:.4772][3.00:.4987]だから、「標準偏差2以内には95.44%、3だと99.74%が入る」となる。
  
[こども]だけじゃない[17] 2021/05/05 Wed 7759 
 [国民の祝日に関する法律(昭和23年7月20日 法律第178号]は、[第1条 自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞつて祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける]として施行された。
 その中で、【こどもの日】は[こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する】と記されている。世の中では[こども]だけが強調されがちだが、今日は[母の日]でもある。昭和23年はわたしが生まれた年、つまり1948年に当たる。ここで、「どうして父が入っていないんだろう」と疑問に思っても仕方がないか…。
 
真っ白な山中[16] 2021/05/05 Wed 7758 昨日[12]の続き
 映画の[クリップ視聴解禁]によって、黒澤映画を立て続けに観た。今回は「羅生門」は含まれなかったが、それは20回以上観ているからパスしてもよかろう。ところで、[ド素人黒澤ファン]には、黒澤映画は「赤ひげ」終わっている。突如として世界に躍り出た「羅生門」では、太陽にカメラを向ける映像で映画界に衝撃を与えた。それはタブーとされていた手法だったという。ギラギラとした太陽が照らす真っ白な山の中で殺人が起きる。わたしは、これを高校生のときに観たが、暗闇に映るスクリーンにつばを飲んだ。  
けっこう曖昧…[15] 2021/05/05 Wed 7757 
 NHKテレビの健康関連番組で、コロナの後遺症に対応している専門家が答えていた。相談は1日60件ほどもあるらしく、その数は聴き逃したが1,000件は超えていた。ともあれ、「こんな症状、またこんなことも」と後遺症の具体的なケースが挙げられていく。それは大いに参考になるのだが、それぞれについて「よくある」「非常に多い」「かなり」「けっこう…」といったことばが並び続けた。せっかく多くのデータがあるのだから、曖昧な言い回しではなく、パーセントなどの数値や、せめて[ほぼ半数]くらいの表現で伝えてほしい。  
ひまの証[14] 2021/05/05 Wed 7756 昨日[10]の続き
 [正規分布]すると思われることがらについて得られた[値]を[平均値0 標準偏差1]の[正規分布]に変換する。これで、すべての測定値が、[同じ正規分布]として表現できる。これを[単位正規分布」と呼ぶ。あるいは[標準正規分布]と言うこともある。そもそも[正規]が[標準・規準]の意味があるから、[正規]を避けて[標準標準分布]となるとややこしくなる。それは[規準標準分布]でも似たり寄ったりである。こんなことであれやこれやといちゃもんを付けているのは、わたしがひまだからである。 
データの刺激[13] 2021/05/04 Tue 7755 昨日[10]の続き
 [ヤマハ発動機]の「リーダーシップ・トレーニング」は、1973年11月のことだから、すでに半世紀近くが経過している。したがって、その多くは記憶の彼方だが、それを日記が補ってくれる。そこには「自分のリーダーシップ分析になると緊張が高まった」「人間はやはり同じだという確信を深めた。このことは私にとってプラスになった」といった記が見える。[理論]はすんなり受け入れなかった受講者たちが、[データ]にはしっかり反応したのである。  
敷居低下の効用[12] 2021/05/04 Tue 7754 昨日[9]の続き
 [映画視聴]の敷居をこの上なく低くしたことから、「[毎日]映画を観る」という革命的変化が起きた。4月だけでも「用心棒」「椿三十郎」「赤ひげ」「21世紀の資本」「太陽の蓋]「七つの顔」「007 スペクター」の7本を観た。最初の3本は黒澤・三船コンビの作品だが、3月に「七人の侍」と志村喬主演の「生きる」を観た。「七つの顔」は片岡知恵蔵の探偵多羅尾伴内物で1946年制作である。[007]のボンドともお付き合いする。 
平均値と標準偏差の変換[11] 2021/05/04 Tue 7753 昨日[8]の続き
 富士山のようなグラフが書ける[正規分布]だが、測るものによって[平均値]や[標準偏差]はいろいろである。たとえば、小学6年生男子の身長は[平均値145.1cm 標準偏差7.14cm]で、体重は[平均値38.8kg 標準偏差8.83kg]といった具合である。これだけだと、自分が[平均値]と比べて[ピッタシ同じ 高い 低い]くらいしかわからない。
 そこで、個々の数値を[平均値0 標準偏差1]に変換することを考える。そのためには、[個々のデータ]から[平均値]を引く。これで[平均値]とまったく同じ145.1cmの男児は[0cm]、153.4cmだと[8.3cm」になる。これをさらに[標準偏差]で割ると、前者は一目瞭然で[0]、後者は[8.3cm÷7.14cm=1.16]である。この操作で、[平均値0 標準偏差1]の[正規分布]ができあがる。
 
目の前の現実[10] 2021/05/03 Mon 7752 4月28日[47]の続き
 [ヤマハ発動機]のプロ・セールスマンの[リーダーシップ・トレーニング]では、[理論]を納得して受け止めてもらうことがむずかしかった。「それはそうだ。素人は見たこともない価格のボートを実際に売っている実績があるのだ。対人関係力にしても群を抜いていて、自分が理論で説得するなんてむずかしいに決まってる。わたしは研修の進行とともにそう思った。まだ25歳だったこともあってか、目の前の現実をすんなり受け止めた。 
[甘い水]を求めて[9] 2021/05/03 Mon 7751 4月30日[52]の続き
 そもそも[集中力に欠ける]ことでは自信のあるわたしが、映画「十戒」の[5分クリップ」に出会ったのは運命的だった。自分が確信を持って決めた[映画視聴数公式カウント基準]だが、それが甘い方向に変化していくのを人ごとのように傍観していた。こうなると、他人様に偉そうなことを言えなくなるが、組織における「規則・マニュアル」も同じような運命を辿るケースが多い。それは、水が高所から低いところへ流れるがごときである。
富士山のような[分布][8] 2021/05/03 Mon 7750 昨日[5]の続き
 先月9日に「悪魔の平均値」からはじまって、「ズレ」の測り方を考えながら「正規分布」までやってきた。そして、この連載も一応の区切りが近づいた。これから先に進むと、[π][σ][e:自然対数の底]なんぞが出てくるからである。一般的に、自然界はもちろん、われわれに関わるほとんどの事象を測定すれば、それが「正規分布」にしたがうという。これを前提にして、ものごとを分析しようという合意がさまざまな分野でできている。つまりは、[平均値]を頂点にした富士山のような山が左右対称に裾野を広げている[分布]である。 
今月の写真[7] 2021/05/02 Sun 7749 
 真っ赤なポピーを見つけたのは、熊本市内から阿蘇に向かう南側ルートにある「俵山交流館 萌の里]の横に拡がる畑だった。ここは秋になるとコスモスがあふれるが、この時期はポピーが花盛りになる。花は人間を癒やすために咲いているのではない。それでも理屈ぬきに美しさ、優しさ、ときには強さを感じるのは、われわれが自然の一部だからに違いない。大地震で不通になった阿蘇への道だが、すでに俵山トンネルは再開通している。  
[ふと]ではなかった[6] 2021/05/02 Sun 7748 昨日[3]の続き
 研修に車で出かける途上でハンドルを握っている「手の甲」が目に入った。それを見たとき、おそらく「われながら年齢相応になってきたなあ」と思ったはずである。それとほぼ同時のタイミングで、若いころに観た[三隅先生の手の甲]が繋がったにちがいない。それをあとで思い返すと、「ふと三隅先生が頭に浮かんだ」という記述になったのである。それから数日後、洗面台でわが「手の甲」を観て、「ふと」でなかったことを思い出した。 
 上等そうな[分布][5] 2021/05/02 Sun 7747 昨日[1]の続き
 「正規分布」の英語[normal distribution] の[normal]は、【標準の;普通の、通常の;正常の、異常でない;正規の;平均的な 2標準[規準]となる(ランダムハウス英和大辞典)】である。日本語の[正規]が「正式にきめられていること」とすれば、「標準あるいは規準」の方が「正規分布」の内容を反映している。「正規分布」はさまざまな分布を分析する際に「標準・規準」として使われるからである。「正規」といった、日常的に見聞きしないことばの方が、単純にむずかしく上等そうに思える。命名の経緯は知らないが、わたしは「[ことば]はわかりやすさが何よりだ」と考える。念のため、[distribution]は「分布」である。
わたしの心配[4] 2021/05/01 Sat 7746
 「東京オリンピック パラリンピック」開催が決まったとき、わたしは3つの懸念をもった。前者は25日間、後者は19日間である。いずれも開催期間の前後を含めた上で、第1は「東京直下型に含めた大会に影響をおよぼす大地震」であり、第2は「台風および集中豪雨に代表される大災害」、そして第3は「テロ行為」である。はじめの二つは自然災害であり、発生そのものを抑えることはできない。わたしは、これらで大きな被害が生じることを心配した。
手の甲のシワ[3] 2021/05/01 Sat 7745 4月28日[48]の続き
 先月、研修に出かける車の中で、「ふと三隅先生が頭に浮かんだ」と書いた。今朝、洗面台で自分の手元を見て、「あれは[ふと]じゃなかった」ことに気づいた。この年になると「手の甲」は水を弾かなくなる。それだけでなく、指を伸ばすと若いころにはなかったシワが波を立てる。あるとき、三隅先生とご一緒した際に、ペンを持たれた「手の甲」を見て、「エネルギーあふれる先生もそれなりのお年なんだな」と思った鮮烈な記憶がある。 
今月の写真[2] 2021/05/01 Sat 7744
 熊本県山都町にある「通潤橋」は、豪快な放水で知られている。そもそもは田畑に水を供給する「水道橋」で、1854年に造られた。最近の熊本地震や大豪雨で被害を被った。橋の上を渡ることができるが、両側は「ガードなし」で、少なからず腰が引ける。この写真を撮ったときは放水後だったが、残った水が「チョロチョロ」と流れ出ている。ともあれ、五月の新緑と青空、白い雲が美しい。本来なら観光客でごった返す季節なのだけれど…。  
[すべて]はわからない[1] 2021/05/01 Sat 7743 4月30日の続き
 自分の体の情報にしても「すべて」を知ることはできない。この年でなくても「血中糖度」は気になるし、「血圧」だって大事だ。そうかと言って、「体中の血液」を採って糖度を測ったり、「すべての血管」に血圧計を装着するけるわけにはいかない。もちろん、「それは無理だ」と測定自身を放棄するわけにもいかない。そうなると、「血液の一部」や「腕や手首の周りあたり」に限定したデータで、「全体」がどんな状態にあるかを推測するしかない。ここで「正規分布」なるものが登場する。【正規:正式にきめられていること。正式の規定(精選版 日本国語大辞典)】。英語は[normal distribution]である。