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課題の力(05/11/30-962)
まったく初対面の学生たちが、ずっと前から知り合いだったかのように振る舞う。それは若さの力だと感心した。しかし、同時に共通の目的を持って課題に取り組むことが重要であることも教えてくれた。何でもいいから、メンバーがこれだと思うことをしなさい≠ネどと言われても、こうはいかない。せいぜい簡単な自己紹介をしたら、その後は沈黙ということになるだろう。その自己紹介にしても、ある者は長々としゃべり、またある者は一言で終わり。こんな状況になることが大いに予想される。そうしたことにならなかったのは、共通の課題があったからである。しかも、個々のメンバーが欠かせない情報を持っていて、それがなければ問題が解決しない。そんな課題の性質が、一人ひとりの参加意識を高めたのである。そのことが、学生のレポートから見て取ることができる。家族や仲のいい友達となら話をするのに抵抗がないのに、はじめて会った人たちとはなかなかむずかしい。しかし、こうした協同作業ならうまくいくんだなーと思いました。それだけでなく、短時間に役割の分化まで起きたことに感動している者もいる。日ごろ話すことのない他の学科や学年の人とのコミュニケーションが新鮮でした。協同作業をするうちに仲間意識が生まれ、その中でリーダーとして指揮を執る者、フォローする者、場を盛り上げる者などと役割が生まれていくのに、とても驚いた=Bまた、私は1年生です。最初に自己紹介をしなかったので、年上の人とも話せた≠ニいう興味深い内容もあった。たしかに、自己紹介で他人の属性が分かると、それで話しにくくなったりする。余計な情報がなかったので、お互いに平等な関係で課題に取り組めたという意見には新鮮さを感じる。
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